久しぶりに実家に帰り荷物の整理をしていたコリーヌは、記憶に蓋をしていたかつて兄から受けた性的な行為の事を思い出す…という短編アニメーション作品。
赤の他人から受けたものとはまた違った複雑さや悲しみがあるんだろうなと思います。
切っても切れない絆で結ばれているのがキョウダイ。
簡単に恨んだり嫌いになれない。
だからこそ悲しくて苦しい。
コリーヌの兄に対する思いは、水の貼った一見綺麗な水槽の底に入ったヒビの様に、不安定で危うい感情の様に見えました。
その事に蓋をするのがいいのか、それともちゃんと家族で向き合う方がいいのか…とても難しい問題だと思います。