【第19回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門出品】
中国のジョウ・ジョウ監督作品。長編デビュー作『美麗』で注目され、本作が三作目となる。
これはいただけないな。テーマは重要だとしても映画は必ずしも良くはないという典型だと思う。77分とは思えないほどテンポが悪く長く感じた。
障がいのある子を生むか堕ろすか、その選択で揺れていく。その主題は非常に重要だ。にしても赤ちゃんのナレーションでその決断を揺るがせようとするのはあまりにも安易ではないか。
かなり内省的な描写が多い割に主人公や周囲の感情がイマイチ見えてこない。演出もそこそこのクオリティではあるが硬さが目立つかな。悪くはないんだけど。