2024年 175作目
(劇場 105作目)
認知症の進行した父(奥田瑛二)の元へ7年ぶりに地元へ帰ってきた千紗子(杏)。
父は娘の事も忘れてしまっていた。
地元の友達、久江(佐津川愛美)とも再開し飲みに行った帰り、代行はなかなか来ず久江の息子のトラブルに早く帰りたい久江は飲酒運転をしてしまう。お酒には自身があったのだろう。
車を走らせているとドンという鈍い音。
少年を引いてしまった。
そんな事から事件は始まっていく。。
ベテラン俳優達の演技がかなり見物だ。
佐津川愛美も完全に名バイプレイヤー感。
今回は人の良い酒向芳、DV男の安藤政信、そしてそれに逆らえず子供への虐待も黙認してしまう妻、木竜麻生。
子役の中須翔真君も良かったな。
優勝はダントツの奥田瑛二。
認知症の演技というかもう本物でした。
鬼気迫るというか憑依というか。
殴るとかの虐待はよくあるとしても(あってはいけないけどね)川にバンジージャンプって。頭イカれすぎてるて。
で捜索願い出しといて、すぐ東京に帰ってるし。
大切にされない子供の辛さ。
千紗子の人生の歯車はどこから狂ってしまったのか。
父の認知症か、久江と飲みにいって代行を待てなかったことか、ジュンくんを亡くしてしまったところか、学生で妊娠したところか。厳しい父親から逃げる為に東京へ行った所か。
NPOの部分はマジで詐欺くさいなw
亀ちゃん(酒向芳)の釣りをしに川へ行こうとか、マナブとの水鉄砲って、なんか思い出しちゃうんじゃないかとか勘ぐったけど当たらず。
まさかのタイトルの意味がそっちなのかと
ラストは完全に持ってかれたわ。。。