オープニングのテンションですでに映画おわっちゃったの？って盛り上がり。レースより人間ドラマ重視なのね…とニューマンとジョアンウッドワードの出会いから結婚、ジョアンさんのひとり息子はリチャードトーマス。フランクペリー「去年の夏」、ジェームズブリッジス「ジェームスディーンにさよならを」と大好きな作品に出ているリチャードトーマス、この3人でもうがっつりと傷つき不完全な者たちの挫折や成長を見せてくれる。まだ真っ暗ななかに光る赤いテールランプ、朝が来る前から集まるものすごい数の観客たち、レースにむけて作業する大勢のスタッフ、パレードの様子、群衆ずきにはたまらない光景。やっとレースはじまった〜とおもいきやいきなりの大クラッシュで客席にまでぶっ飛ぶタイヤ、すごいたのしいー。本レースも音良しスリルあり、ピット入りのニューマンにオーバーラップするレースのドキュメンタリー映像。なんだか盛りだくさんで嬉しい。寡黙なニューマンの落とし前、やり直そうという勇気。好きな作品。レース前夜に義理の息子のリチャードトーマスと飲み明かす場面は特に良い。
