seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価

seapony3000

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野のユリ(1963年製作の映画)

5.0

アリゾナの田舎を通りすがりの流れ者、東ドイツからやってきた修道女5人、メキシコ人たちで作り上げる教会。図々しくてありがとうも言わないシスターとポワチエがお互いをヒトラー呼ばわりしたり、教えた英語でゴス>>続きを読む

走れトマト にっぽん横断300キロ(1978年製作の映画)

5.0

トマト塾のトリさん保護者、自転車で直江津の海まで300キロ。男の子たちのはドロップハンドルだけど、ついてきたあいつの妹はママチャリだしいちばん頼りになるいい子。「疲れたびー」「死む〜」「残酷〜」温泉入>>続きを読む

パーマネント・レコード(1988年製作の映画)

5.0

わーん、生徒たちもいいけど校長もいいじゃないか。「お前になりたいよ」って幼い弟をギュッと抱きしめる兄、おとなしそうにしてたけど兄の部屋で暴れて家を飛び出たら酔ったキアヌの運転で一触即発の危機、出てきた>>続きを読む

元祖大四畳半大物語(1980年製作の映画)

4.0

乱闘シーンで白い粉被ってブハーッってなったり部屋ガス爆発したり、あと床シーンはやっぱしシーツ被ってたり曽根チューらしさで楽しい。楽しいけどなんだか寂しくて、でも実は案外サッパリしててなんともいえないち>>続きを読む

おかしな奴(1963年製作の映画)

5.0

しゃもじ兄弟子こと佐藤慶の抵抗、虫眼鏡のなかの三田佳子。焼け跡、バラックのセット素晴らし。モブシーンといえば沢島忠。天国への階段→球場のマウンドに渥美清を視て南田洋子が観客席から駆け寄っていくラストも>>続きを読む

配達されない三通の手紙(1979年製作の映画)

4.0

ボブこと蟇目良が探偵に。孝夫さまが落下した車を崖バックに引き揚げるシーンが美しい。シンカネ脚本に川又昇カメラ。ダウナーだったりヒステリーになったり栗原小巻のザ・女優。華がありすぎ松坂慶子、小巻の妹はフ>>続きを読む

傷ついた男(1983年製作の映画)

5.0

迷い猫、というよりすぐついて行っちゃう濡れ仔犬なジャンユーグが駅で彷徨ってるシーンだけでもう見応えある。あのころのパリの駅(どこ?そもそもパリか?)移動遊園地のゲームでデコから流血してるジャンユーグ、>>続きを読む

実いまだ青し(1959年製作の映画)

4.0

応援団長の武藤さん、お髭生やして高校生役。団員に五條さん、赤木圭一郎も。民夫ちゃんの部屋に窓から入ってきて甘える中原早苗みてると私生活のことばかり気になってしまうが、民夫ちゃんと深作、男の顔の趣味が一>>続きを読む

恋のドッグファイト(1991年製作の映画)

5.0

リバーもいいけど、ブス役のリリタイラーが誘われて洋服選んだりヘアメイクしたりとほんと可愛い大好きリリタイラー。ずんぐりした役作りしてるのちょっと江利チエミぽい。沖縄に駐屯前夜の海兵隊一年生のホモソ野郎>>続きを読む

殺しのストッキング(1982年製作の映画)

5.0

白い編みタイツがブラックライトで発光してるクラブシーンのオープニングからキィーーたのしーー。女装したエディチャンがカッターナイフで連続殺人。いきなり犯人顔見せ。レオンポーチ監督のジャッロだけど半分はコ>>続きを読む

愛情の系譜(1961年製作の映画)

5.0

山村聰の構えるカメラレンズのシーンからわくわく。「猟銃」系かと思ったらふたりは父と娘。こちら聖と俗と織り交ぜてドロドロに流れる血と血の愛憎劇…最高。木下恵介系列のルックスしたピュア非行少年・宗方勝己さ>>続きを読む

Man on the Brink(英題)(1981年製作の映画)

5.0

潜入捜査ものほんとハラハラして心臓に悪いので困る。新人でいきなりアンダーカバーの主演エディチャン若い頃すんごい男前〜!「香港極道 警察」にも出ていたヒンインカムさんは先輩アンダーカバー。上司はレオンポ>>続きを読む

香港極道/警察(サツ)(1979年製作の映画)

5.0

強盗事件からひとりはみ出して暴走する内斜視のアイツ、クライムアクションからいつのまにかサイコホラーになっちゃってた。刑事たちの日常のエピソードも良いし、みなさんの顔がいちいち良い。雑多な香港とお洒落な>>続きを読む

裸の太陽(1958年製作の映画)

5.0

シンカネ脚本に宮島義勇撮影に芥川也寸志の音楽。ムシャクシャやりきれずにいきなり寮で踊り狂う江原慎二郎、リズム感ばっちり。貯金の鬼・丘さとみのとこに見合いのワンピース代無心にくる妹中原ひとみのストーキン>>続きを読む

ジェット・ローラー・コースター(1977年製作の映画)

5.0

1両目は脱線して小屋に激突、2両目は線路からこぼれ落ちて逆さまに落下…😱とか爆発から事故までの演出が細やか力作で最高。射的でゲットした可愛いぬいぐるみもわたあめもゴミ箱へもったいないけど、仕事ぶりに自>>続きを読む

続・嵐を呼ぶドラゴン(1976年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

親父の仇を取るために母がフーシェンに鉄の体になることを強要。鉄の体になるための第一の条件は童貞であること。…なに言ってんの。妻子持ちの義理兄はその時点で免除。毎日薬の風呂に鞭打ち999回。鉄の体は1箇>>続きを読む

嵐を呼ぶドラゴン(1972年製作の映画)

4.0

五毒ばっかりみているとスローにみえてしまうけど。黒のチェンカンタイと白のアレクサンダーフーシェンの2大スターの立派な上半身も拝める。人違いの失態を償うべく(顔わかんないんだから仕方ないよどんまいフーシ>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

5.0

カティさんとマッティペロンパーの組み合わせみるのすんごい久しぶりすぎるけど、ゴミ清掃業の日常からはじまるシーンから最後まで惹き込まれる空気。みはじめると次々みたくなるカウリスマキ効果。「罪と罰」でもカ>>続きを読む

罪と罰(1983年製作の映画)

5.0

うおーマッティペロンパーが若い!長い前髪カッコいい。このころはまだ確立されてはいないけど、やっぱりカウリスマキ。女の子の店の上司の卑劣なアイツがよかった。虫からはじまって死に方もあっさり。衒いもクソも>>続きを読む

ふたりだけの森(1976年製作の映画)

5.0

精神病みのマーティンシーンといえば「白い家の少女」を連想してしまうけど、こちらはリンダブレアが恋に落ちてしまう。監禁されながらの二人だけの生活。ぼんぼりついた可愛いニット帽に王子様みたいなシャツ着てる>>続きを読む

子供の眼(1956年製作の映画)

5.0

高峰三枝子が煮え切らなすぎてハラハラするー。親思いとはいえ、人格もなんだか信用ならなくてゾワゾワするし。別れの手紙を読んで戻ってきて夫婦で話す終盤の場面ですらふわふわした危うさ満載。実家の歯医者から三>>続きを読む

黄昏のチャイナタウン(1990年製作の映画)

4.0

ジグモントにヴァンダイクパークス。メインキャストのほかに、イーライウォラックやフレデリックフォレスト、リチャードファーンズワースやほんのチョイ役でトムウェイツまで豪華キャスト。さすがニコルソン。ポラン>>続きを読む

咲子さんちょっと(1963年製作の映画)

4.0

ドラマ版は小泉博だったらしくて、映画版は吉田輝雄。二世帯同居ものだけれどライトで楽しい呑気なファミリーコメディでよろし。音楽は神津善行でタイトル曲以外は中村メイコが歌詞担当。こちらも夫婦でよろし。漫画>>続きを読む

緊縛 鞭と縄(1984年製作の映画)

5.0

江戸川乱子こと竹村佑佳と麻生うさぎのミサキホテル。迷い込んで弄ばれる下元さん。ホラーじみた淫靡な世界だけど、下元さんだけ正気でコミカルなのがまた良いニュアンス。女子大生の清美さんも可愛い。竹村佑佳の声>>続きを読む

蕾の眺め(1986年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんなのこれは…!浦安のあのストリップ小屋としつこく撮られる東京ディズニーランドの遠景。佐藤浩市がバター犬の若いストリッパーと逃げた後に代役で舞台に出る平田満、いいじゃんいいじゃん切ないじゃん!ボケて>>続きを読む

火の壁(1959年製作の映画)

5.0

ぼしたーぼしたーぼした祭楽しそう。阿蘇山で火山研究してる大学の同期(春山勉さんて方、覚えました!)を訪ねてきた訳あり医師の安井章ニ。こっちも訳ありなサングラスの人妻・ひづると阿蘇の馬祭りで偶然バッティ>>続きを読む

トルコ110番 悶絶くらげ(1978年製作の映画)

5.0

駆け落ちカップルが将来の資金を短期で稼ぐつもりで吉原入り、裏の事情にあっさり取り込まれふたりの心はバラバラに。"美味しい紅茶を毎日ご馳走になって"方式でシャブ中まっしぐらの吉沢由起が太腿に刺してとキリ>>続きを読む

かあさん長生きしてね(1962年製作の映画)

4.0

鬼のような弘前の叔父さんちと、鬼のような清川虹子のクリーニング屋。伴淳の中華屋の五目そばたべたいし、宴会で皿も舐めたい。ラーメンの手打ちシーンとかハエ取り紙のとことか、伴淳が演出してそう。クリーニング>>続きを読む

グレープフルーツのような女 性乱の日々(1981年製作の映画)

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フィルセンの併映でみた珠瑠美監督の「熟女スワップ若妻レズ 乱行痴態」すんごい面白かった。毛皮着てスペイン坂にいる珠瑠美サイコー。

村八分(1953年製作の映画)

4.0

今回の投書にはじまったわけじゃなくて、以前にも寄稿した文集「ネム」を焚書されていた中原早苗。札束には靡かない山村聰の取材テク、村人複数での事情聴取もハラハラしたし、村全体の同調圧力と同じような結果にな>>続きを読む

肉奴隷 悲しき玩具(1982年製作の映画)

5.0

生まれたときから奴隷の松川ナミ、メイド姿が輝いている。美しい。タキシードにチャイナの江角さんと、女王コスに高笑いが似合いすぎる江崎和代。たった5人だけで繰り広げられるお屋敷の世界。長すぎる導火線、赤い>>続きを読む

女医肉奴隷(1986年製作の映画)

5.0

麻生かおりともうひとりの自分。ほんと痺れるほどビデオモニターが似合うんです麻生かおりは。中丸さんに連れていかれた地下の撮影、あっちとこっちのマジックミラー越しのセックスは「四畳半 猥雑な情事」みたいだ>>続きを読む

野菊の如き君なりき(1955年製作の映画)

5.0

浦辺粂子が泣かす。月夜の嫁入りのシーンが寂しい。

不死鳥(1947年製作の映画)

5.0

女学校時代の回想もきっちり演じる田中絹代38歳。開戦まもなくデパートの屋上から通りのパレードを見下ろす場面が華やかなムードが良い。学生帽の佐田啓二の可愛らしさでこちらも気がおかしくなりそう。田中絹代の>>続きを読む

ドレスの下はからっぽ(1985年製作の映画)

5.0

ピノドナの切なくて美しいサントラがまず良い。ミラノで活躍する双子の妹と母国アメリカのイエローストーン公園で動物保護の仕事をする兄とのスピリチュアルシンパシー体験。モスキーノのコレクション、黒手袋に輝く>>続きを読む

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