こと

理由なき反抗のことのレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
3.2
理由はあるけどないようなもの
思春期の反抗


なんかむしゃくしゃして、
この社会の規範とかそのものが
嫌になって、
逸脱したくなる。

そんな風にして、
ワルってできるのかなと思いました。

しかし主人公ジムの気持ち、
わかる気がします。

ジムの場合、
「男とはこうでならない」
「決闘を受けないと臆病者」
などなど、
大人になったらわかる
くだらないルールにおかしいと感じる。

この変わりつつはあるけど、
「女は内、男は外」に代表される
日本社会の男女役割や、
「大学へ行って4年になったら就活する」
といった当たり前のように存在する
人生の流れに私も反抗したい。

ただ、「普通になるのが嫌だ」
とか、「言うことを聞きたくないだけ」
だとか、言われればそういう事になってしまうのだが、
だからって、流れに身を任せて生きていくのは、
個性や欲がなくてつまらない気がする。


そんな私の理由なき反抗は、
腹に入れた刺青かな。
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