チリ人妻アニータ

土砂降りのチリ人妻アニータのレビュー・感想・評価

土砂降り(1957年製作の映画)
4.5
連れ込み宿を経営している妾の娘が婚約相手から見放されてしまい、ヤケクソになって道を踏み外していく話。これが中々の傑作。
心中することを決意した娘(岡田茉莉子)が連れ込み宿の点滅するネオンに照らされる姿が異様で恐ろしい。
ラスト、最悪な結末を予感させる夜汽車の汽笛の音にゾッとするのだが、微かな希望を感じさせる終幕で安堵した。