カトウアキラ

イカとクジラのカトウアキラのレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
4.0
父を敬愛するあまり自分の衝動を抑え込む主人公を見て、知識や経験といったものは他人を軽蔑して自分を守るためにあるんじゃないと改めて感じた。結局父も「俗物」だったし。
色んなことが取り返しのつく程度には散らかったものの、結局両親のどっちが悪くて愚かだったのか、観ている側も二転三転考えてしまい、答えは出ない。この構図を象徴するのが「イカとクジラ」だったのかな、と思う。