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モリエール 恋こそ喜劇のhのレビュー・感想・評価

モリエール 恋こそ喜劇(2007年製作の映画)
4.0
✔︎
不幸なことの側面にも喜劇がある、それをあなたが見つけてという夫人の最後の言葉が素敵だった。悲劇の方が高尚なものだと思われがちだと感じるし、私も今までそう思っていたけれど、少し価値観が変わった。
悲劇も喜劇も、悲しみを、掘り下げるかその明るい側面を見出そうとするかという解釈の違いで、起こっていることは変わらないのだと改めて思った。
最後にきちんと落ちもあって、フランス映画によくある見終わった後にすっきりしない感じもなかった。歴史映画は途中で少し飽きてしまうことが多いけれど、これまでに見た中では一番面白くてとても楽しめた。
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