総集編+TVシリーズの後日談というよくある構成だが、
TVシリーズからこれだけの年月を経て製作されたのは感慨深い。
その感慨深さだけで高評価を与えたいところではあるが、
総集編も後日談もとても褒められたものではない。
総集編は、あらすじ解説もできていない見どころダイジェストにも
新作への布石にもなっていないよくわからない粗雑な編集で終始退屈。
『ADP』と重複しているシーンも多い。
新作は新作で、新たな広がりを見せる新設定や新キャラクターを持ち出してはきたものの
どれも面白味がなく、
ファンサービスとして用意されたであろう終盤の展開もどうにもスッキリせず。
端的に言って、志が見えないよくわからない1作だった。