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キラー・インサイド・ミーのSYUのレビュー・感想・評価

キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)
3.0
2020/08/25
監督 マイケル・ウィンターボトム
ケイシー・アフレック
ジェシカ・アルバ
ケイト・ハドソン

【そして、目覚めるもう1人の自分】

温厚で真面目だった保安官助手が、ある出来事をキッカケに自分の内に秘められていた凶暴性が現れ、次々と殺人を犯していく様を描く、バイオレンススリラー。

予想以上の激しい暴力描写に驚く。
美しきJ・アルバを信じられない位に痛めつける主人公に、怒りを感じた記憶。

犯した罪を隠すため、更に新たな犯罪を犯す主人公、次第に罪悪感は無くなり、救いのないラストに向かうが、あまりにも身勝手な主人公に同情は一切感じなかった。

見ていて気分が悪くなる、初鑑賞時は2度と見ないと思った。
しかし鑑賞中には何故か画面から目が離せず、強烈に印象に残っているのは、自分自身の中にも主人公の様な衝動が隠れているのではないかと、実は恐ろしくなった一本でした。

鑑賞日 2011年8月11日 劇場にて
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