ジェシカ・アルバの扱いが酷いなー。
まあ、代表作ってほどの作品はないし、僕もマチェーテで好きになったくらいなのでしょうがないけど.....
温厚な主人公が、あることをきっかけに自分の中に潜む暴力性を開花し、殺人を重ねていくというありがちなストーリー。
結論から言うと、出だしで拍子抜けして、最後まで突き進んでいくちょっと残念な作品。
主人公が温厚で評判な人物という設定。けどその主人公の本質が分からないままスイッチが入ってしまうので、正直表向きは温厚だけど実は暴力性が高い人物、って見方になってしまった。
そしてその暴力性と、幼い頃母の尻を鞭で叩かされていたことの関連性が曖昧だし、その行為が一連の事件と結びつくことが容易に想像できるのは残念だった。
でもストーリー全般は飽きさせない。
田舎町の人と人の繋がりをもって連続殺人にしているところは面白いと思った。
保安官補を演じたケイシー・アフレック。
言うまでもない名役者さんですが、この作品の喋り口調、これも演じてますよね。なんていうか、こもってるというか、南部訛りでしょうか。間違いなくケイシー・アフレックの喋り方と違うのでやっぱり名役者さんは凄いなーと感心してしまう。
「俺の中の殺人鬼」という題名なのだから、もうすこし本当の俺のことを見せて欲しかったかな。