このレビューはネタバレを含みます
うーん…ダメだった。
まず、役者が一生懸命演技してる後ろで常に謎の心地い音楽が流れている。これは演出が詰め切れず、音楽に逃げてると思われても仕方のない編集。というか、もっと役者さんを信用してあげてもいいのではと思う。佐藤浩市さんの部分とか音楽いらないでしょ。
あと、主演の男の子の魅力があまりよく分からない。もちろん懸命に演技してるけど、キャラクター設定ではない軽薄さを感じる。平泉さんもなんだかな…ケーキ屋の女の子もキンキン声が高くて、何だろうという感じ。これはゴジラ-1.0の浜辺さんの時も思ったことだが、率直に男に媚びた声してるんだよね。ファンの人はごめんね。
あと、漫画原作特有の展開、関係性を築く部分をうまく補完してないから、登場人物がなんでそういうやり取りをしてるのか分からないんだよね。いきなり距離感近かったり…主役の男の子とおじさんの関係性なんて特にそう。
この人らお互いどう思ってるのか欠片も見せてくれないから。
