もるぐる

ガメラ 大怪獣空中決戦のもるぐるのレビュー・感想・評価

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)
3.6
21-11

4KHDR Dolby Atmosで鑑賞。

劇場公開当時、怪獣映画といえば「ゴジラ」シリーズ一択だった。特に「ゴジラvs〜」シリーズは毎回映画館で鑑賞するぐらい好きな作品だったがガメラなんて全く知らなかった。
そんな自分が映画館で初めてこの作品を見た時は、迫力ある空中戦に興奮したものだ。怪獣といえば基本的にあまりスピード感のある戦闘シーンというものはなくよくいえば重厚感のある戦闘シーンばかりだが、この作品は両方いいとこ取りである。
CG等の特殊効果も新鮮で映像の凄さに驚かされた作品だ。

そして劇場公開から25年後、4Kデジタル修復版としてドルビーシネマで公開され、UHDBDの発売へと至る。しかもDolby Atmos収録までされる豪華版。邦画でDolby Atmosが収録されている作品なんて初めてだ…

4KHDRで収録されたこの作品、とても25年前とは思えないぐらい画質がキレイ。夜のシーンも見やすくていいが、青空や破壊された東京タワー🗼の上でギャオスが沈む夕陽を背にするシーンはかなり美しい。
Dolby Atmosのサラウンドに派手さはないもののダイナミックレンジがすごくて雷⚡️や爆発音がデカくて慌てて音量を絞るハメになった。
レギオンとイリスはDolby Atmosを追加収録するため発売が3月に延期となったが、こういう理由の延期なら大歓迎。作品としては本作よりもレギオン、レギオンよりもイリスが好きなので楽しみだ。

本作の忘れられないシーン。ガメラが初めて福岡に上陸するシーンでそれをヘリから観た時の自衛隊員の驚愕の表情。