うめ

ゴスフォード・パークのうめのレビュー・感想・評価

ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)
3.6
 この作品を観ずして、ドラマ「ダウントン・アビー」を語るのか?ん?と、私の心の中のダウントン・アビーファンが脅しをかけてきてる気がしたため、鑑賞。観てみると…まぁ、まさにダウントン・アビーの世界(笑)扱っている時代が少しずれてはいるものの、イギリスの貴族とその使用人たちの関係性、感情等々とても似ている。(ラヴィニアという名前は両作に登場していてちょっとビックリ)
 ただやはりそうなると、登場人物が多く、一度にばーっとマナーハウスにお客とその付き人がやってくるので、名前と顔を把握するのにもちょっと一苦労だった。鑑賞前に相関図のようなもので名前とそれぞれの関係ぐらいは知っておくといいかもしれない。
 しかしある程度理解できていれば、ストーリーは追える。そしてそのストーリーの結末は意外と途中で読めるし、あっさりもしている…。けれど、それ以上の含みがこの作品にはあるはずだ。もっと当時のイギリスの社会状況や文化を知っていたら、この作品は何倍も面白くなるはずだ。あぁ、自分の勉強不足のせいでもどかしさを感じる。
 とにかくダウントン・アビー好き、ロバート・アルトマン好きにはおすすめの作品。個人的にはアメリカ人の描き方がダウントン・アビーも今作も同じような描き方で、「あぁ、イギリス人ってやっぱりこう見てる側面があるのね(笑)」と思ってしまった。さて、今一度、鑑賞を…。
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