ユウジ

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソンのユウジのレビュー・感想・評価

3.0
相棒が好きな親の影響で、子供の頃からテレビで放送する度に見てるけど、犯人しか覚えてなかったので改めて見ようと思い視聴。

メッセージ性としては後半が重要だけど、映画としては尻すぼみ感が否めない。

ブレインの右京さんと全力の亀山くん。
今作では右京さんも必死に走り回るけれど、懐かしかったし、趣を感じた。
やっぱこのコンビは良いな。

個人的には開始30分間が、ドラマ版の色が濃くて好きでした。
難しくて途中で分かんなくなっちゃった。寝不足で見るもんじゃねえや
それ以外だとチェス部分が良かったなぁ。
でもチェスも大きく意味があった訳でもなく…。

全体的に犯人側の行動が回りくどい気がした。真相わかったら特にね。
そこまでする必要あったのかなと…。
台本や演出面による見せ場作り等メタ的な部分を感じた。

およそ2時間の割に情報量がすごかった。
様々なレビューで散見された、
「当時の社会情勢や風刺」というのが自分にはなんの事か分からなかったので、それを知ると更に深く楽しめたのかもしれない。

犯人発覚シーンすごい印象的だったけど、その後こんな長かったっけ…。
偏向報道や加熱報道・情報操作や隠蔽という現在でも見られるであろう事への問題提起。

結局は全部Sファイルのせいなんだけど、そのSファイルってのはなんだったんだろ…。

※以下抜粋※
政府が不利な立場から情報操作をすることで非難先を青年に向けさせ、自らの責任逃れをしたということがステイルメイトにあたる。

犯罪組織の要求を呑むのは政治的に非常にまずく、だからといって自国民を見殺しにしては国民の猛烈な反発を免れない。
これが政府の「圧倒的不利な状況」で、Sファイル(青年の滞在の正当性を証明する文書類)を隠蔽すること(強引な手法)で負け(責任追及)を免れる。
「ステイルメイトに持ち込むためのファイル」
ユウジ

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