Haruki

パリ 1970年のHarukiのレビュー・感想・評価

パリ 1970年(2023年製作の映画)
3.7
アルツハイマーの母と、看病をする息子の姿を描いた作品。

母は毎日のように、息子に亡くなった父の所在を尋ねる。

息子は話を合わせ、父は母とかつて旅した場所にいると嘘をつく。

忘れてしまうものと忘れないもの。
アルツハイマーという病気に真摯に寄り添っていることが感じられる。

とてつもなく素晴らしいというわけでもないが、優しく切ない感情が溢れる小品ではある。
Haruki

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