どど丼

しあわせなんて、なければいいのに。のどど丼のレビュー・感想・評価

3.8
去年乃木坂46を卒業した北川悠理が原案・脚本・主演を務め、同グループの4期生が多数出演する青春ドラマ。

集団の中で孤立する個人の葛藤と理解の過程を描いた青春映画と言ってしまえば本当に沢山の類似作が思い浮かぶ。けれども、北川悠理といえば不思議ちゃんキャラとしてグループの中では独自の立ち位置を保ちながらも、同時に少し浮いて見えていた所もあり、そんな彼女の精神性がこうして起されたという事に、一ファンとしてはとても感慨深く、何より大切な事だなとしみじみ。誰かを信頼し認める事の困難と築き上げてきた関係性を失う事の恐怖、そのどちらもをグッと感じる事ができる、強い説得力を持つ作品だった。良い作品を残してくれてありがとう。
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