どど丼さんの映画レビュー・感想・評価

どど丼

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.4

見事なまでに感情を鷲掴みにされ、グチャグチャにされ、あまりのカタルシスに放心。"狂おしいほど愛おしい日々"を、続く限り謳歌していたい。

零落(2023年製作の映画)

3.4

これぞ浅野いにおな毒々しさと純粋に共感できてしまう物語がツボな反面、気色悪い女性蔑視とルッキズム・狙い過ぎたベタなシーンが作品の魅力を阻害するという何とも言い難いアンバランスさ、だがそれすらも狙いに感>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

4.0

モーガン・スパーロック監督の訃報を受け鑑賞。マクドナルドヘビーユーザーワイ発狂寸前、今日はマックじゃなかったとはいえ添加物だらけのコンビニ食を食べながら観るのは気が気でない。物理的な悪影響は認識しつつ>>続きを読む

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

4.2

近世ローマで発生した、ユダヤ教徒の少年がキリスト教徒に強制改宗と誘拐を余儀なくされた実際の事件を元にした作品。宗教を取り巻く国家や社会構造の問題点と個人レベルでのグルーミングが大きなテーマになっていて>>続きを読む

バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

4.0

ラジ・リ監督待望の新作。フランス社会の暗部にフォーカスした作風は「レ・ミゼラブル」「アテナ」と共通しているが、彼らが生きてきた社会の不条理さをスリリングな長回しアクションを始めとしたケレン味成分の多用>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.3

学校という小集団の中で起こる人間不信と内部対立の脅威を大変サスペンスフルに描いた作品。人間の暗部と関係性の拗れがとんでもない泥沼を生み出していく映画といえばファルハディや吉田恵輔の作品が巧いが、本作も>>続きを読む

しあわせなんて、なければいいのに。(2024年製作の映画)

3.8

去年乃木坂46を卒業した北川悠理が原案・脚本・主演を務め、同グループの4期生が多数出演する青春ドラマ。

集団の中で孤立する個人の葛藤と理解の過程を描いた青春映画と言ってしまえば本当に沢山の類似作が思
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トラペジウム(2024年製作の映画)

4.0

自分は乃木坂を含めアイドルが大好きで、アイドルの存在に何度も救われてきた分、かなり衝撃的……。いや確かに彼女達の闇の部分は公式ドキュメンタリーにも記録されているし、地下〜中堅アイドルだとファンの目に見>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.8

こういうのでいいんだよ過ぎる王道ラブコメ映画! ここ最近の多様性の波でシス男女のロマコメ物がハリウッドからめっきり減っていた分、スクリーンで美男美女のイチャコラが観れて大変幸福度高いです、ありがとう。>>続きを読む

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.0

"システムクラッシャー"として扱われる子供は確かにいるが、当人に非が無くその責任が社会や環境にあるとしても、周囲の人間は忌避せざるを得ない……というのがあまりにキツい。月並みの「寛容」だけではどうにも>>続きを読む

バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.8

鬱屈した感情を抱える若者たちが、音楽と共に結束し徐々に殻を破っていく青春映画。リアリティラインの内外を行き来する辺りからも「サヨナラまでの30分」を思い出さずにはいられないのだが、本作もまたずっと感情>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.9

「化物語」の前日譚として白眉たる完成度を誇るクライマックスだった。ドームでのバトルシーンの作画とアクション演出は空いた口が塞がらないレベルの素晴らしさ、テレビアニメだと出来ないエグさで丹念に作り込まれ>>続きを読む

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.4

作画や演出は日本最高峰の芸術レベルなのに、ミソジニー色が強いのが本当に残念。まぁ、元は深夜アニメだしな……。吸血鬼狩り三人衆各人の目的描写は面白かった(多分原作準拠だから)。それにしても、「化物語」以>>続きを読む

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.8

シリーズ再始動の報を聞いて何となく過去の主題歌集とか聴いてたらふと観返したくなって、未見だったEP0にあたる「傷物語」から観ていこうと決意。

原作モノとは思えない、まるで映画を超えた映画のような作画
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僕はキャプテン(2023年製作の映画)

4.2

今年度アカデミー国際長編映画賞にもノミネートされた、セネガルに住む二人の青年が夢のために欧米へ密航を試みるお話。大筋はタイトルからイメージできるような青年の寓話チックな成長物語に見せかけているが、不法>>続きを読む

まだ明日がある(2023年製作の映画)

4.3

戦後イタリアで家父長的な家庭生活に抑圧される女性を取り巻く人間ドラマ。一見するとシリアスな時代背景やテーマだけど、イタリア映画らしいブラックジョークの効いたコメディドラマになっていて、とても楽しめた!>>続きを読む

STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー(2023年製作の映画)

4.4

「BTTF」マイケル・J・フォックスの半生と現在に密着したドキュメンタリー。彼がパーキンソン病を患っている事は有名な話だけれど、発症後から現在に至るまで彼がどんな想いを抱えて生きているのか気になってい>>続きを読む

十戒(1956年製作の映画)

4.3

3時間40分に渡るモーゼの生涯、何とまぁ壮大な……。海が割れた時の感動たるや、1956年にどうやって撮ったん?笑 話自体はある程度知っていたが、これだけ豪勢に映像化されちゃうと言葉も出なくなっちゃうな>>続きを読む

ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.5

崩壊からの再生、受難からの救済。これぞ映像的叙事詩といえる作品には違いない。

インターミッションまでは若干中弛んでる所もありつつ、闘技場のバトルシーンは流石に白眉。「スターウォーズ」のポッドレースや
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.5

言葉も出ない、、(良い意味で)。またも北欧産ホラーがやらかしてくれた。とにかく緊迫したスリラージャンルを楽しみたい人は、前情報無しで是非観て欲しい。

胸騒ぎどころでは無い今にもはち切れそうな緊張感が
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スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-(2021年製作の映画)

4.3

A24米国配給、ジョアンナ・ホッグ監督「スーベニア」二部作の後編。気づいたらNetflixで日本配信が始まっていて急遽鑑賞したが、二部作の完成をしっかりと見届けられた気がする。

前編は謎多き中年男性
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

4.5

アアアアアアアアありがとうありがとうアンハサウェイありがとうニコラスガリツィン私の観たい真の𝓛𝓞𝓥𝓔がここにあったありがとうありがとうありがとうラブコメは王道に勝るものはない

アテナ(2022年製作の映画)

4.0

フランス郊外の架空の団地で起こる暴動の顛末を描くアクションスリラー。冒頭10分の強烈なワンカットをはじめとした長回しシークエンスとクラシカルな劇伴が緊迫感を掻き立て、90分強とは思えないハイカロリー映>>続きを読む

ガザ 自由への闘い(2019年製作の映画)

4.3

ガザ地区に暮らす人々と彼らに対するイスラエル軍の不当な攻撃の惨禍を映すドキュメンタリー。現在、アジアンドキュメンタリーズで会員登録すれば誰でも無料で観られるので是非→ https://asiandoc>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.5

圧倒的映像美の元で描かれるエイプと人間の生き残りを賭けた一大決戦、三部作の締め括りとして相応な至高のラストだった。

これだけ現実離れした世界観なのに、自分がこの世界の人間もしくはエイプなら、どの立場
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.4

2作目でここまで説得力があって面白いって凄いな。人類VSエイプだけでなく集団内の対立構造もあるし、双方の立場に感情移入できる視点分け、何より自然なVFXクオリティの高さと派手なアクションシーンは発狂ク>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.3

面白い。猿たちが知性を持って軍団を組織するに至る過程が丁寧な上、アクションシークエンスも素晴らしい。新三部作の1本目だけどオリジナル版の起源としても納得できるような作りなのも良い。

トム・フェルトン
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.2

古代文明のようなセットに不気味の谷全開な猿人間の造形、そして寓話的でゾッとする脚本、、全てが面白い。女性蔑視的な所は時代柄か。天動説VS地動説みたいな対立軸が良かったな、その裏に全体主義的な文明の黎明>>続きを読む

ベッドの下(2014年製作の映画)

3.0

作品の真意が分からなすぎてモヤモヤして1週間ぐらい経った。考え過ぎ?笑

人間の境界(2023年製作の映画)

4.8

親ロシア国家のベラルーシと、EUの要衝であるポーランドの国境間で生じる難民移送問題を取り上げた劇映画。ウクライナ侵攻以前から長らく問題になっている出来事が題材だが、現実問題として難民当事者や関係者がど>>続きを読む

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

3.5

オーバーツーリズム問題をベースに、ベネチアの負の歴史を上手くホラー要素に落とし込んでいて面白い。ストーリーがちょっとストレート過ぎるのが玉に瑕だが、あのベネチアで普通にホラーを撮れているのが一番怖くて>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

舞台は令和だけど大事な設定は昭和のままな作風に終始違和感は拭えなかったが(伝言板て笑)、鈴木亮平の演じる冴羽獠は想像以上にハマっててそれだけでも観て良かった。ギャグ強めのフランス版実写が大好きなのだが>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

5.0

ハリウッドの怪獣映画に求める全てが詰まっていた……!!! 観たいカットをこれでもかと詰め込んでくれて、ありがとうレジェンダリー……!!!! ありがとう、ありがとう。。。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

ようやく公開な濱口監督の最新作。「GIFT」を先に体験していたので、同じ物語の再認を図るべくしての鑑賞。上映形態が異なるだけで、無声でなくとも映画に対して抱いた感情はほとんど同じだった。

いとも簡単
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Freelance(原題)(2023年製作の映画)

3.5

元工作員&現弁護士なジョン・シナが、とある"報復"任務に関わった結果、とんでもない出来事に巻き込まれていく話。割とよくあるタイプのアクション映画ではありつつ、終始会話はふざけ倒していてコメディ色が強く>>続きを読む

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