このレビューはネタバレを含みます
思ってたのと違った…。
主人公リリーは 彼とはぐれて偶然エヴァンの家を訪ね 娘のキャサリンと間違われて監禁されトレーニングを強要される。
エヴァンは精神疾患を患っているようで
感情のコントロールが出来ていなくて、豹変して激怒したり不安定な一面を見せる
リリーはエヴァンに怯えながらもキャサリンになりすまして機嫌を伺いながら逃亡の機会を探る(エヴァンもキャサリンが再び家出をしないよう監視が抜け目ない)
やがてリリーの心境に少しずつ変化。
キャサリンとしてのバースデーを祝ってもらうことに喜び 携帯を手に入れても外の世界に助けを求めることもせず 大会に出ることも喜び 父にしたがってトレーニングも意欲的…なんか変。
最後は…
本物のキャサリンがふらりと父を訪ねてくる。エヴァンはリリーとの違いすら気づかず、キャサリンの部屋にキャサリンを追いやって誕生日の支度をする。(二人の体の大きさが違いすぎて不自然ではある)
キャサリンとリリーが対峙し、リリーはキャサリンを刺してしまう。
リリーは母親の再婚相手から虐待されていて、父親の愛を欲していたから、エヴァンの期待にこたえさえすればエヴァンは娘のためにあれこれ世話を焼いてくれて愛してくれるので、次第に居心地よくなってしまったのか…。
帰りたい家もなくて これまで感じたことのない愛をもらったことで、キャサリンに成り代わりたくなったのか…。
逃げてハッピーエンドという映画ではなかったのでモヤモヤ。本物キャサリンが気の毒でならないし、遺体はどう始末したのかな…。