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メイン・テーマ(1984年製作の映画)
3.0
ライムスター宇多丸の夏の映画談議☆ということで、今回も佐賀まで足を運びました。前回に比べて断然お客様の数が増えてたと思います。ラジオでの告知が早かったからかな?
今回は、なんとうたさんの前説があり、うたさんも一緒に鑑賞するという、素晴らしい体験になりました。うたさんいわく、失笑していいよ!ってことでしたので、思う存分失笑しましたが、「最高だよぉっ!!」のシーンは爆笑。涙出ました。

映画は、トータル的に、80年代ってこんなだったんだ、と思う作り、ストーリー、文化。不思議~って思うシーンが多すぎて、なんとも言えない映画です。野村宏伸が桃井かおりがダメだったからってすぐに薬師丸ひろ子に電話して誘おうとしてるシーンだけがすごくリアルだった。

トーク内容で一番うんうん、と思ったのは野村宏伸のファッションの点。緑色のサマーセーターがかなり印象的だったのと、ラストは薬師丸ひろ子がプレゼントしたシャツをちゃんと着ていたのが良かったです。

そして、前回と同じく最前列を陣取った私は、質疑応答タイムで見事質問権を得ました!
レビューをつけていこう!と決意してからの悩み、映画の内容を記憶するということと、感想のまとめ方がわからないということ。これをそのままぶつけてみたところ、さすがの回答をいただき、すごく感激しました。
まず、うたさんも映画の内容はほとんど覚えてないって言ってて、なんか安心しました(笑)それから、感想をまとめる点については、言葉にすることでかえって想いの幅がせばまってしまうことがあるということ、そして映画という非言語体験において、上映中にメモとるなんてもったいないということを語っていただき、「思い出した時が映画」という名言まで頂戴しました!桃井かおりのアレですね!

毎週毎週そんなとこまで語れちゃうの!?と思わされるような映画批評を続けているうたさんはすごいです。時々同意できないこともあるけど、その映画愛には尊敬しかない。またシエマに来てほしいな。

2014.8.3@CIEMA
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