原作は読んでいません。
よく分からなかったけど、凄く面白かった。まさにカオスとも言うべき世界観、なのにどんどん惹かれてしまった。
出てくるキャラクターがみんな濃い!濃い。でも現実って意外とこんな感じだったりするよね…笑
全篇通して色彩が自分好みで観ていて飽きなかった。湿っててコントラスト強めで、少し古い作品だからかもだけど輪郭がハッキリしないボヤッとした感じ、これが良い!
あと、ワンカットごとの構図が素晴らしい。かっこいい。切り取って一つの完成された画として観ても溜息もん。
音楽も最高です。かっこいい。
現実のはずなのにどっか次元がズレてしまってるような世界、まさに「夢現」の感覚で観ておりました。
多分他の監督さんが撮っていたら、悪い意味で分からなすぎて観るのに飽きちゃっていたかも。それくらい、製作陣もキャストもハマっている気がします。
原作も読んでみようと思います。楽しみです。
(余談ですが…永瀬正敏さんとツートン大仏で雷電仏蔵を思い出しました。って両作品とも2001年公開だ!)