けものがれ、俺らの猿との作品情報・感想・評価

けものがれ、俺らの猿と2000年製作の映画)

GETTING WILD WITH OUR MONKEY

製作国:

上映時間:107分

ジャンル:

3.2

「けものがれ、俺らの猿と」に投稿された感想・評価

お美しかった頃の中将氏をまた拝見したくて鑑賞。
もっと破茶滅茶な内容かと思っていたけれど、主人公の佐志(永瀬正敏さん)の心の内が手に取るように伝わった。あの切羽詰まった感、何かに追われているかのような感、居場所が無い感がヒシヒシと伝わって、こちらも何か焦るような落ちつきのない気持ちで観ていた。
佐志が何気なく行く場所やたまたまそこにいる人たち全てが何故か変テコで、どんどん追いつめられ、意味不明な生キズも増えていく。前半、佐志役の永瀬さんがぐいぐい惹きつけているな、と思いきや、中盤あたりから田島(鳥肌実さま)のご登場で全て持っていかれた感が…笑。さすがは中将さま! しかもあの超絶美の頃の…!だもの、こればかりは仕方のないこと。全てが中将氏カラーに塗り替えられていった。あの偏執狂っぷりは中将氏しか出せない。最短でも10日間は頭にこびりつくキモエグな中将氏。絶えず顔面をヒクつかせ、白目をむかれ、とびきりの笑顔でお気に入りの佐志にこれでもかとばかりに、次々と肉や野菜などを喰らわせるお姿…。田島が佐志に、一緒に俳句を詠もうと誘ったのに、もう眠いからと断られた途端ブチ切れ、バットを振り回しての怒り狂い様、そして佐志は恐ろしさのあまり、じゃあ俳句やるから!って言った瞬間から田島の狂乱がおさまり、きんもい顔面に血を流しながらも静かに俳句を(俳句の本を参考になさりながら)詠み始める中将氏。「タナカヒロシのすべて」でも同じように俳句を詠まれていた中将氏。もうこれって、田島であり中将氏ご自身なのかもしれない。本作での中将氏はまさに妖しいお美しさ、可愛らしさ、気色悪さ共に絶頂期でいらしたに違いない。
主人公の佐志よりも田島を思わせるかのようなBGMがどれもご秀逸。
73

73の感想・評価

3.7
ナイスガイとナイス害(達)

焼きそば4丁オッケェェエエェイ!!!
のとこがすき
Ricotri

Ricotriの感想・評価

4.2
全てがカオスなんだけど、逆にシナリオがあることの方が異常で、この映画の世界の方が正しいような気がしてくる。というかそうとでも思わないと見続けることが不可能。兎角現実のほうだってシナリオなんてないし、映画の世界なんかよりも一層ややもすることが多いのだから、現実の箸休めにちょうどいい映画に思える。(個人差超有り)
いの

いのの感想・評価

3.2


胡散臭さ全開


パンク侍(映画)→ パンク侍(原作本)→ けものがれ(映画)
パンク侍が面白くて、そこから、こちらに来たから、何が起きても構わない。どんな世界にぶっこんでいこうと、アタシの受け入れ態勢は積極的に超オッケー! 攻めてる感じも、ちゃらんぽらんな感じも全然OKっすよ! (で、最後までいけると思っていた。)


ところが、アタシの度量はそんなにおっきくなくて、ものわかりもそんなによくなくて、途中から辛くなってきた。降参です。アタシは、この映画に於ける虫うじゃうじゃじゃじゃが、どうしてもダメだった。ごめんなさい。どんどん虫がパワーアップしてくるーーー! それから田島役の人は一体何なんですかっっ。この鳥肌実という人物を初めて知りました。とにかく凄かった。


永瀬正敏は、色々わかっちゃったり諦めちゃったり悟っちゃったりしてるような現在の感じより、こっちの若い時の方が好きだな。この永瀬正敏とパンク侍の綾野剛は繋がっている。猿のアンジーが永瀬正敏にめちゃなついちゃってる感じもハンパない。そして最後まで観て、やっぱり思う。これもパンク侍なり。ムサ(=パンク侍)ノ世ニナリニケルナリ
AkimiIkawa

AkimiIkawaの感想・評価

3.2
意味不明だけど、意味はある。って事?

KJがチーマー役で出てるの最高!
割と尺長いし。
そんな、降谷建志見たさに観たのに、鳥肌実に全部持ってかれた感w

酔っ払ってぼーっとみるとちょうどよい。
シラフで観るとカオス
町田康氏の短編で『逆水戸』という作品がありまして、物語の最後、黄門様が斬首されるというショッキングなシーンで幕を閉じる。
氏はここで水戸黄門というフィクションにリアリティを求めすぎてしまった僕達の負け。番組打ち切りという、敗北をメタに描いている。お約束の印籠が何の役にも立たないリアルがフィクションを超えてしまった現代。誰のための人生か。多様性による価値観の変化はフィクションにリアリティを求め、同時にリアリティがフィクションに凌駕される。皮肉なものです。

本作は町田康氏の小説が原作。そこに有るという事は同時に何も無い。虚構に虚構を重ね合わせ、リアルを求める人々を路頭に彷徨わせる手法は一切の常識が通用しない町田ワールドの真骨頂だ。
鳥肌実の怪演が凄まじい。上映中のパンク侍を意識して観てると永瀬正敏が綾野剛に見えてくる不思議。

前を向いて歩こう。今この瞬間を全力で生きよう。ありがとう西野ジャパン。あ、よく見ると柴崎は若かりし頃の町田康氏と似てなくもない不思議。チュートリアルの徳井にも似てるな。
18/06/28 DVDにて

町田康×永瀬正敏 パンク侍の復習。
内容はどうあれ、、
あんだけ弾けまくってる永瀬を 軽く超えてくる鳥肌実は必見。
そんで 音楽の豪華メンツよ。
is

isの感想・評価

3.1
寂れた商店街なんか歩くと、ねじれてこの世界にいけるんじゃないかとおもう
yossy

yossyの感想・評価

3.5
永瀬正敏、小便長すぎ…
から物語がスタートするんだけど

内容はもう破茶滅茶で
真剣に観てもあんま意味無いかと

たまには薄汚れたジャンクな邦画観たいなーって時にお勧め。

俺はこの作品で、鳥肌実っていう
ヤバい人間がこの世にいるんだってことを知りました。

後に鳥肌実のDVDをバンド友達とかとみんなで一緒に見たんだけど

俺は割とついていけませんでした(笑)
原作は読んでいません。

よく分からなかったけど、凄く面白かった。まさにカオスとも言うべき世界観、なのにどんどん惹かれてしまった。

出てくるキャラクターがみんな濃い!濃い。でも現実って意外とこんな感じだったりするよね…笑

全篇通して色彩が自分好みで観ていて飽きなかった。湿っててコントラスト強めで、少し古い作品だからかもだけど輪郭がハッキリしないボヤッとした感じ、これが良い!
あと、ワンカットごとの構図が素晴らしい。かっこいい。切り取って一つの完成された画として観ても溜息もん。

音楽も最高です。かっこいい。

現実のはずなのにどっか次元がズレてしまってるような世界、まさに「夢現」の感覚で観ておりました。

多分他の監督さんが撮っていたら、悪い意味で分からなすぎて観るのに飽きちゃっていたかも。それくらい、製作陣もキャストもハマっている気がします。

原作も読んでみようと思います。楽しみです。

(余談ですが…永瀬正敏さんとツートン大仏で雷電仏蔵を思い出しました。って両作品とも2001年公開だ!)
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