YUKI

ホビット 決戦のゆくえのYUKIのネタバレレビュー・内容・結末

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

メモ

タイトルが出る前にスマウグに関しては決着、前作では異様にお喋りだったスマウグが真面目に炎を吐き続ける(笑)バルドの見せ場だからもう少し引っ張ってくれてもよかった。スマウグを仕留める場面は凄く恰好いい

取り敢えずアルフリドの出番が多い。コミカルな部分は殆ど彼が担ってるけど、不必要だと感じる場面も多々あった。女装するのにも勇気は要るらしい

サウロンと対峙する場面、ナズグルとの戦闘も含めてCGというか画が安っぽい上に間延びしてる。ここは本当に残念

金に取り憑かれるトーリン、病んだところから立ち直るまでの葛藤とか苦悩が案外あっさりでもっと観たい。目で語る様な演技は手放しに賞賛しておきたい、凄くよかった

キーリとタウリエルは想い合いながら両方死ぬだろうと思っていたけれど違った。あれはキーリの御守りが彼女を守ったということで、綺麗な展開なんだろうと思う。愛なんて、と涙を流すタウリエルといっしょに泣いた。行く末の描写が欲しい

意外なスランドゥイルの一面が垣間見える。きっと彼は妻のことを本当に愛していて、だからこそ何も語らなかったし冷徹に頑なに心を閉ざしているのだと思う。そして息子のことも実は溺愛してる。悲嘆が滲み出てる演技が印象的

フィーリの最期はあまりに気の毒だし、旅の仲間である他のドワーフ達の存在感が薄くてどうにも納得行かない。印象的で美味しい台詞がある者もいるけどそれでも出番が少なくて蔑ろにされてる気さえした、もっと観たい

全体的にカットされてる端折られてると感じた、EE版はかなり追加があるのではないかと思うぐらい

個人的に冷めた場面はレゴラスの階段を駆け上がるかの様な動きとアゾグが氷の下から襲いかかってくる部分、あとは安っぽいCGだとかセットくさく見える画がところどころあったところ。これで満足なの?って監督に聞きたくなる要素は確かにあって、それも含めてEE版に期待したい
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