Catnado（原題）のあんこのレビュー・感想・評価

竜巻に乗って大量の猫が降ってくる…！という話。

比較しちゃいけないレベルでクオリティが違うんだけども、平たく言うとシャークネードの猫ちゃん版。

刑務所から出所してきた男と迎えに行った女がお金ほしさに強盗したらキャットネードに襲われたり（たぶん）、お酒を買いに行こうとしたおじさんが事故を起こしたところにキャットネード由来の猫に襲われたり（たぶん）、15年前にキャットネードに突っ込んで帰らぬ人となった友達を回想したり（たぶん）、なんか猫と話すおじさんが出てきたり…というようないくつかの話で構成される。
英語字幕だったので正確に理解できてはいないんだけども、会話にはあまり意味がない様子。

というか、監督陣に「エクソシスト・シャーク」の人がいたり、制作会社がワイルド・アイだったりする時点でクオリティはお察し…そう、愛すべきZ級映画です。

襲ってくる猫ちゃんはあからさまにぬいぐるみだけど、数で勝負なのか割とたくさん使っていたり、竜巻に浮かぶ猫ちゃんのCGを地味に頑張っていたり、ただの猫映像に勝手に声をあてていたり（猫はまったく口を開いていない）して、猫ちゃんを堪能できたので個人的には割と満足。ぬいぐるみが舞う画面にめちゃくちゃ笑った。
というか、猫がテーマっていうだけで＋2.5点あげちゃう。

いっこだけ付け加えておくと、むやみに続く意味のない会話の場面はまあまあつまらなくて、正直90分弱のランタイムが長く感じた…。

あともういっこ…これは単に気になっただけだけど、喧嘩のシーンに役者さんが慣れていないのか、寸止めのタイミングが早すぎてスローモーションみたいになってたのが面白かった…かな…バックチョーク全然入ってなかったし。喧嘩だったらタップ意味ないし。

そんなわけで、しょうもない映画を見たい欲と猫好きの気持ちを同時に満たしてくれる映画でした。

• #ﾆｯﾄﾝ未公開