KamakuraAzusa

午後の遺言状のKamakuraAzusaのレビュー・感想・評価

午後の遺言状(1995年製作の映画)
3.6
楽隊の音楽。友が死のうが旦那に裏切られようが、それでも行進は続く。ずっと「あと少しでわかるような気がする」ままで。

脱獄犯がゲートボール老人たちに苛立つのは、彼らが、死も老いも「わかってます」顔をしているからなのかなぁ、とか。

海に還ろうなんて考えもしないようなゲートボール老人にはなりたくないな。
それよりは、棺桶の石には結局どんな意味があったのか、ずっと考えあぐねてしまうような老人になりたい。
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