午後の遺言状の作品情報・感想・評価

「午後の遺言状」に投稿された感想・評価

Moomin

Moominの感想・評価

3.5
授業にて鑑賞
1990年代の映画だけど、この頃からこんな技術使ってるんだ、もあったし セリフと口のずれが凄い気になったりおもしろかった。やっぱり今の時代の映画は凄い。
乙羽さんていう女優さん、余命宣告されてるのにも関わらず全うした演技は凄かった 撮影クランクアップから約三ヶ月後に亡くなったらしい。
映画自体にあまりはまりきれなかったけど、今でも取り上げられる不倫や自殺が描かれていて、いつの時代も変わらないなと
老女優の旧知の人々が別荘に集まり、各々に老いに対して思いを馳せてそれぞれの道を進む話。

老いに対する実感がまだ無いんだけど、それのやるせなさ、みたいなのは十分に感じられる映画だった。
ボケた嫁さんを介護しているおじいさんの哀愁がすごくいい。
でも木場勝巳の演技がダメ、全然面白くないし、ふざけているようにしか見えなくて心底イヤな気持ちになる。やめてほしい。
osato

osatoの感想・評価

4.5
正直、これ20年前には全然興味がわかず^^;
老化だとか死について身近に感じてしまい、どうしょうもなくなった昨今だからこそ、興味深く観れた映画。
また、自分の中でくすぶる
その『どうしょうもない思い』に応えてくれた
秀逸な作品だとも言える。
Uknow

Uknowの感想・評価

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・布団の大売り出しの広告の裏に「もうこれまで」
・4WDの軽トラのステアリングを軽快に回すおねーさん素敵です👊
・目出し帽をかぶったまま握り飯は食えない
・きゅうりの一本漬け丸かじりしたい
・「病院職員の金属バット」とは?¿🤔¿?
・少年ないスフォロー(棒アイストラップ)

何もかも忘れた時にそれでも揺さぶられるような、脳の奥にもっともっと深いどこかに染み付いているような何かを持てる人生

ずしりと重い水に磨かれた石を
棺の釘打ち用に用意しておけば
三途の川渡りも安泰だ
と少しは思えるのかもしれないR.I.P

🐟
おいこれ見てみろよ
身一つ残ってないぜ
猫でもこうはいかねーよ
芸術品だ…

__
ほしよりこのB&Dのなかで
「考えてもみろよティーネイジャーが墓場までかかる日数をよ」
と言っていたが、ジジババの墓場まで持っていくも大してあてにならぬ高齢社会よ

足入れの囲い、入り口開けっ放しでその位置になった周りのお面つけた人ある意味ラッキーネ🤞
老いの境地の悲喜こもごもを繊細に描いた傑作。
杉村春子演じる蓉子は老女優。乙羽信子が管理する蓼科の別荘に避暑に来るが、そこに古い友人夫婦が訪ねてくる。朝霧鏡子演じる旧友は、しかし重度の痴呆症が進行していた…
私はとりわけこういう話が好きなんだ。特別な事件など起きない(本作ではちょっとした事件はあるが)で、人間関係だけで話が進む。
杉村と乙羽の関係性が特によい。主人と使用人の関係ではあるが、どうやら敬語表現の少ない長野方言でぞんざい、いやさ、いっそ突き放すような喋り方をする乙羽。杉村は別にいやな顔をするでもなく、友人として受け入れている感。乙羽にとんでもない告白をされても、その関係性の根本は変わらない。友情と言ってしまうと陳腐だが、長い年月、共に人生と戦ってきた戦友という風情が漂っている。朝霧の痴呆症の演技もオーバーアクト気味だが、かえって感動的。杉村と朝霧の関係もまた違った関係で、チェーホフの三人姉妹を共に演じたという姉妹的関係。こちらには乙羽とのような緊張関係がない分、いや、朝霧が痴呆になってしまって、仮に愛憎があったとしても、すべては忘れられてしまったかのごとく、優しく感傷的である。
冒頭部の、八十三の六兵衛爺さんの最期のエピソードが巧みだ。自分が入るお棺を作り、漬け物石の半分ぐらいの大きな石を置いて、首を吊った。お棺の最後の釘を打つ石なのだ。杉村春子が言う。石が大きいのが見事だ、と。「拳も及ばぬ天晴れな最期だわねえ」こういう科白は本当にどうやって思い付くんだろう。
tETu

tETuの感想・評価

3.7
自分が"老い"を実感するころにまた観たら、きっと何か感じるものがあるだろう。
Matsuzoh

Matsuzohの感想・評価

3.1
キネマ旬報’95年1位とのことですが、どうも今一つグッとくるものがなかった感じ

主要キャストと監督が70代・80代で、20年を経て全員もう亡くなっているというのは後で知りました
新藤監督の妻、乙羽信子さんの遺作、杉村春子さん最後の主演作とのこと

杉村さんの作品は初見でしたがは役の上でも大女優役で、放つ存在感はすごいですが、90近いせいか演技の上手さとかはあまり感じられず・・・もっと前の作品を見るべきでしょうかね

乙羽さんの役も22歳の娘がいる・・・というのはさすがに無理を感じてしまいました
そんな風に細かい所で、無理を感じたり、ん?それ不自然じゃ?と思わされたり、コミカルにしようとしてるのは分かるけども、笑うには至らず・・・というとこが多く、どうも気持ちが乗りませんでした

それでも中盤、意外な告白によって緊迫する場面は見ごたえありましたし、繰り広げられた意外な儀式もなかなか不思議で、淡々と進むだけではない意外性もありました

でもやはり心つかまれるところはほしかったかな
kaomatsu

kaomatsuの感想・評価

4.5
たゆたうシュールな浮遊感と、オフビートな笑い。老いをテーマにしたという割には、みなさん言ってることやってること、アグレッシブ過ぎて十分お若いじゃないの、とツッコミを入れたくなる、新藤兼人監督の後期における傑作だ。

ベテラン女優の蓉子(杉村春子)が、蓼科高原の別荘にやってくる。蓉子とは旧知の中である、別荘管理の豊子(乙羽信子)とその娘・あけみが蓉子を出迎える。翌日、別荘に蓉子の劇団仲間だった牛国登美江(朝霧鏡子)とその夫・藤八郎(観世栄夫)が訪ねてきた。登美江は重度の認知症で、蓉子がチェーホフの「かもめ」の一節を朗読するときだけちゃんと反応する。ある日、脱獄囚が拳銃を持って別荘に押し入るが、警官が駆け付けて無事逮捕、これに協力した蓉子たちは感謝状と金一封を贈られる。そして、別荘を旅立つ牛国夫妻を見送った蓉子は、一息入れる暇もなく、あけみの出生にまつわる衝撃的な事実を、豊子から知ることとなるが…。

前半は、蓉子&豊子+牛国夫婦の四老人たちの奇妙な共同生活、中盤以降は、前述の豊子の爆弾発言が物語を左右していくのだが、最後の映画出演となる杉村春子と、本作が生涯最後の仕事となった乙羽信子という、日本映画が誇る名女優二人の、静かだがトゲのある丁々発止のやり取りに、言いようのない緊張感とユーモアが漂っていて、素晴らしい見応え。単に熟練の職人技というだけでなく、日本映画における偉大なるカリスマ・杉村の胸を借りて、長年彼女を慕う乙羽が挑みかかり、互いの女優魂をぶつけ合う様相をも呈している。特に、乙羽信子は末期がんに侵されていて余命いくばくもない病状の中、夫である新藤監督は本人に告知せず撮影を断行し、女優としての最後の花道を飾らせたかったのだという。今でこそインフォームド・コンセントが唱えられ、医者が患者本人に正しい病名を告知するケースが増えてきたけれど、この時代で、ましてや大監督に大女優というご夫婦である。それは他人には推し量ることなどできない、二人の強い絆あってのことと思う。

牛国夫妻を演じた二人は、その無造作なリアル存在感が、前半の物語に何とも言えない独特の雰囲気を添えている。蓉子の別荘を離れたあとの、この夫婦の足取りが、とびぬけてファンタジックでシュールな映像で語られるシークエンスは、この映画の一つの見どころだ。ちなみに牛国藤八郎を演じた観世栄夫は、俳優にして観世流の能楽師さん。他にも、若き日の松重豊や内野聖陽を発見する楽しみも。
けんし

けんしの感想・評価

3.6
20年くらい前の映画かな。
もしかしたら、認知症を取り上げた原初の邦画なんかもしれない。
老老介護も扱っている。
きちんとプロットを並べて、丁寧に人の関わりと営みを描いて、品がある。
この、午前10時の映画祭で名作を観られるのがとても嬉しい✨
シリーズ1~3まではせっせと通ったものです🙆

この映画は老いや死を扱っているけれど、ユーモアもあり、方言もあり。。

地元に近いから抑揚が少し気になりました🚓
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