くまこ

CURE キュアのくまこのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
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こっちがなんの身構えてないところからスッと、サラっとこわいことが起こる。こわすぎる
ずっと緊張してしまいます
何をするかわからない生きてる人間のこわさ
こんなのみたことないです
なんでそこからみせるの?みたいな視点もこわい。たとえば高部が帰宅してコートを置いて空で 回ってる洗濯機を止めて夕食が置いてあるだろうリビングに行く一連の流れ。これをなんであそこから定点みたいに撮るの?って。いや、こっわってなる。
あるシーンである人物が部屋の電気を点けたら現れるあるもの。あそこ一番ゾッとした。怖すぎるのよ。
ビニールカーテンの奥に顔があると思ったら…とか。
どうやったらそんな描写思いつくんですか…
間宮との会話に最初の方はみてるこっちもイライラしてくるんだけど、どんどん怖くなってくる。人間としての違和感がとてつも無く怖い。
長回しで撮られる、流れる日常の中に「え?今の何?」みたいなものが急に起きるからめちゃくちゃリアルに感じる
ひとつひとつがリアルすぎて、観ていて「いやいやそんな訳ないじゃん」って全然思えない。観てて全然冷めない。
あとビデオこっわ。
人間の本能的な部分で感じるような不穏さが怖い。
くまこ

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