CURE キュアの作品情報・感想・評価

「CURE キュア」に投稿された感想・評価

役所広司かっこいい。セブンのようなサスペンスホラー。結構好きな部類。
とにかく怖い。凄まじく怖いのだ。
黒澤監督の作品の中ではわかりやすい作品だ。
サイコ・サスペンスとしてではあるが、人間の恐ろしさを映像、音、表情で相当なまでの恐怖を与えてくれる。
マインドコントロールを軸に人間の奥底で押さえ込まれている欲望を開放させ、その結果犯罪へと導かせる。
そして刑事である高部賢一(役所広司)もこの事件に巻き込まれていく。彼も病気の妻を愛しているものの、重荷に思っており、結果として自殺を導くことになる。奥底に潜む衝動はその人間の根本のものではなく、たとえそれが出来心的なものであったとしても、ちょっとした引き金で現実の行動として具現化される様は恐怖そのものだ。間宮邦彦(萩原聖人)のマインドコントロールは『エンジェル・ダスト』でも見られたような、人間を対話によって極限状況に追い込むものだ。彼はそれを一瞬で行ってしまう。まさに催眠術である。
ある場面場面で、日常の雑音とも思えるような音を強調したり、無音にしたりすることで、更に日常世界の裏側をあぶりだすような不気味な雰囲気を出す。映画ではよく利用される手法だが、本作品ではかなりの効果がでている。
間宮の存在も萩原聖人独特の静かな口調から、邪悪な空気を吐き出しているかのようで、とても印象的だ。役所広司も普通の人を演じることはもちろんのこと、この作品以降は黒沢監督の作品などで、よく観ることができるのだが、その中から狂気を含ませる演技はこの作品で観賞者に衝撃をくれる。何でも演じることの出来る役所は本当の役者であり、職人の一人だ。
最後にもう一度。とにかく怖い。
C

Cの感想・評価

4.0
面白いな〜。役所広司も萩原聖人もあまり好きじゃなかったんだけど、この映画の2人は良かった
説明しすぎてないから考察が楽しい。
音に頼らずゾッとするカットの連続。
特にラストカットは完璧すぎでしょ。
ナオ

ナオの感想・評価

3.4
いや〜〜ぞわぞわした!
ラストもあの終わりだから余計に。
邦画でサイコパスと言えば割と最近観た悪の教典もだけど、また違った怖さ。
B級感溢れるジャケットはご愛嬌。
kmk1020

kmk1020の感想・評価

4.2
好み的にもついつい洋画に偏りがちな自分だけど、邦画サスペンスにはやっぱ邦画特有のなんとなく落ち着かない雰囲気みたいなものがあるように感じた
ふと観ただけですが、めちゃくちゃ面白かった.
nakamura

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3.2
本当は2.0くらいだけど高評価多いし、あ、面白かったんだと言う催眠術にかかってます

ジャケはB級感ぱねーけど観て良かったかな!
しるば

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4.5
不審な殺人事件を調査する刑事。めっちゃおもしろかったし怖かった。気楽に見ちゃヤベーやつだった。
masa

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4.0
TIFF2018役所広司特集で、役所さんと黒沢清監督のQA付きで鑑賞。

黒沢監督と役所広司コンビの作品は結構多いが、最初はダメ元オファーだったらしい。この作品が一番はまった作品でしょう。

犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれている奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。
高部(役所)の捜査でやがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮(萩原)が浮かび上がる。
マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。

この作品は自分的にシーンの中でどういう意図があるのか微妙な点がいくつかあったが、QAコーナーなどで、いろいろと分かりやすく答えて頂いていたので、この作品の理解度が増して、ますますす好きになった。

単なる猟奇殺人ものではない、人間の心理をエグる深い作品である。
appare99

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3.8
第31回東京国際映画祭にて鑑賞。黒沢清監督と役所さんのQ&Aつきだからたまらない。日本でも特にサイコ性を描くのがうまい黒沢監督、生活感皆無の犯人の部屋は『セブン』を彷彿させ、刑事が犯人に心理的に追い詰められる描写は『羊たちの沈黙』を彷彿させる。犯人のサイコ性は不思議と純粋に見える。一方で一般の人から湧き出るサイコ性は人間の奥底に潜む裏の怒りや悲しみ苦しみが滲み出るから人間に見える。この対比がとても上手いと感じました。
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