Sara

CURE キュアのSaraのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
5.0
いやーーーかなりよかった!
ジャケットが何かそそらないから、避けてたけど、早く観ればよかった。
面白いし、怖くないから、とりあえず前知識無しに皆に見てほしい作品です。

---以下ネタバレあり---

本当に、見ているこっちまで催眠かかったんじゃないかと、始終ハラハラ

真っ先に思い出したのは、時計仕掛けのオレンジのラストの"I was cured alright"
役所さん、cureしちゃったのか...!
人間元々持ってない感情は、催眠にかかっても出せないって、お医者さん言ってたもんね。皆、心に凶暴な人格が居て、それが出現することが 治った 状態って事と理解した。
あと、間宮の あんた誰だ? の質問が深く刺さる。不思議と、後半に近づくにつれ、間宮と高部に親しみを覚えていった。。私もcureするのか..!?

YouTubeに監督、役所さんへのインタビー、Q&Aの動画があって、それも合わせてみたら、より面白かった。

常に背景で鳴ってる不穏な音も良い。これ映画館で見たら、余計ソワソワするだろうなーー見たいなーー。

あと、火と水の使い方も、凄くいい。猿のミイラよりはるかにソワソワした。あのシーンは要らない、猿可哀想

お気に入りのシーンは、間宮に、あんたには声聞こえてるよな、からの高部が明らかに覚醒してたとこ、あの声なき叫びと、俺おかしいよな..!のシーン。

黒沢さんの映画は、このソワソワ感が本当に最高。
そして、我らが役所さんは言うまでもなく、荻原さんの演技も最高だった。ストーリーもディテールも最高!猿は不用(再度)
Sara

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