怖すぎ…
見てる観客に向けて催眠をかけているのではないかとすら思ってしまう気味の悪さ。換気扇や洗濯機の回す音など、常に雑音が混じっていてこっちの情緒もおかしくなってくる。
役所広司の怪演が素晴らしかった。常に腹のうちではイライラしているように見えるのこか、それが爆発した時の空気感というか、役所広司に場を支配されているような感覚が…見てると胸が苦しくなる。
俳優や監督やスタッフ含め、この映画そのものが伝道師なんじゃないかってくらいこちらの憎悪や不安が増幅されていく。
現実が重くのしかかってくる社会の中で、催眠(依存とも捉えられる)が解放になるっていう皮肉