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プリティ・ベビーのびのレビュー・感想・評価

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)
2.5
高級売春宿で生まれたヴァイオレットは娼婦の狭い世界しか知らずに育ったため自分は娼婦になるんだと信じて疑わないし、ヴァイオレットにはあまり感情が無いように見えた。母に置いて行かれた時も哀しさや寂しさなどはなくあっけらかんとしていて淡白に見えた。ラストで夫が自分よりもヴァイオレットを捨てた母を選んだ事にあぜんとして言葉を無くしていたけれどヴァイオレットには家族だとか夫婦だとかいう認識も好きだという感情もよく分かっていなくて表面上のものだったのかもしれない。ルイマルの作品は虚しくなる。
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