プリティ・ベビーの作品情報・感想・評価

「プリティ・ベビー」に投稿された感想・評価

粉雪

粉雪の感想・評価

3.5
ブルックシールズの美少女ぶりに目を奪われるが内容はなかなかディープ。ラスト、娼婦として異常な日常を過ごした少女が、果たして普通の生活に戻れるのか。その表情が全てを物語ってる気がしてならない。
高級娼館に従事している12歳の少女(ブルック・シールズ)が、娼婦のことを一人の女性として扱ってくれる写真家の青年に心惹かれていく。1917年のニューオリンズを舞台にして、特殊極まりない少女売春の世界を描いている、エロティック・ドラマ。

娼館内部の悲喜交交を、ラグタイムやディキシーランド・スタイルの音楽に乗せながら、情感たっぷりに描いていく。娼館の日常風景が精緻に描写されており、主人公を禿(かむろ)に置き換えると、そのまま日本の遊郭の物語にすることができる。

とにかく「子供が子供らしい生活をすることができない」という異世界感覚が強烈。娼館の生活で無意識的に身に着けた振る舞いが足枷になってしまう少女と、娼婦の人間味や情緒を過度に汲み取ってしまう青年の、両者のやるせなさが双方向から伝わってくる。

本作では、ブルック・シールズがロウティーンの華奢な肢体を体当たり演技で披露。子供と大人の狭間に落ち込んでしまい、そのシーソーゲームに喘いでいる少女の機微を、卓越した表現力で魅せてくれる。
やみこ

やみこの感想・評価

3.5

子供の頃、70年代の名作一覧を見てたらたまたまパッケージが可愛く、ゲオで親に借りて貰って見た衝撃的な映画。
ファンタジーか何かかと思ってたんだけど、見た後は子供心にも可哀想だとしか思えなかった..
何の教育も受けられず娼館で育つ美しい少女の悲しいストーリー。

今考えたら子供が見るべきでは無い映画だった
Moeka

Moekaの感想・評価

3.6
ブルックシールズの美少女ぶりと淫靡で退廃的な雰囲気を堪能できるのはもちろんなのだが、処女を競りにかけたりそもそも12歳の少女を娼婦にするというこの時代というかまあ、たまげた。印象的だったのはピアニストの黒人男性の表情。彼だけが背伸びしたい彼女を(子供だとはわかっている上で)大人の女性扱いし、競りの時には苦悶の表情を浮かべていた。とても印象的な描き方だった。
『好奇心』ほどあっけらかんとしたハッピーエンドでは無いものの、題材の割に朗らかな場面が目立つ作品。近親相姦や少女娼婦を描いてもほとんど暗くならないルイ・マルの作風、映像スタイル云々よりもテーマを扱う感覚が特異だと思った。
キース・キャラダインにジャケ写の写真撮ってもらうシーンで、トカゲを捕まえようと動いたら怒られて不貞腐れるとこが超キュート。わざと帽子目深に被って目見えないんだけど。あと、ラストのいまいち納得いってない顔。
あや

あやの感想・評価

3.5
高級娼館で生まれた12歳のバイオレット。
娼婦の母親は子どもを産み、客と結婚しバイオレットを残して出ていってしまう。そんななかバイオレットは娼婦としてデビューする日を迎える


とにかくブルック・シールズの可愛さ。
ドールのような可愛さで、白レースのフリフリの洋服とかすごく似合う。デビューの日、台の上に乗せられて微笑むシーンは神々しさすら感じる。
しかも普通に脱いでる。演技も上手かった。ませていてもやっぱり子どもなんだな、と思わせる演技や最後にみせる表情が上手い。


デビューを飾る相手は誰になるか、を選ぶシーンはオークションのようでオッさんたちのギラギラした顔がキメエエエという感じでした。
やっぱり、とても年が離れている恋愛ものは最近ちょっと気持ち悪いなと思い始めてきたのでラストのバイオレットの決断は妥当なのではないでしょうか。
人からもらう愛に飢えて、誰かにすがるバイオレットは少し可哀想だけど。


晴れている日に川辺でピクニックを始めるシーンはなんとなくマネの「草上の昼食」っぽい
第一次大戦中の赤線地帯・少女売春というテーマを扱っていながら陰々滅々とした印象がない。それは、売春婦たちが我が身の運のなさを嘆きながらも皆生き生きと陽気であり、売春宿で生れ育った少女バイオレットも己の運命を何ら悲嘆していないからだろう。目一杯着飾り科をつくって男を誘惑する。客のない昼間は女同士他愛もないお喋りやお洒落に精を出す。なんだか女子寮のような楽しさ。

兎にも角にも、少女ブルック・シールズの美しさ!設定も実年齢も12歳である彼女に始まり彼女に終わる作品だ。大人の世界に一歩いや半歩だけ踏み入れるレアな時期の、妖精のような美しさを110分間堪能できる至福。背伸びしたがりの大人びたバイオレットを堂々と演じている。チャーミングな一直線の太眉と顎の窪みはこの頃から。

彼女が初めて客をとる日のシークエンスがたいへん印象的。白いドレスを纏いきっちりと化粧し、小さな花火の演出と共にお披露目され、処女の競りにかけられる。高値で競り落とされた彼女は2階の客室へ。心配そうに落ち着きなく階下で待つ先輩の売春婦たち…

また、湖のほとりでピクニックするシーンも幻想的で素晴らしい。レースの下着姿で水浴びをする女たちの画はまるでルノワールの絵画をみているようだ。

純文学のような端正な印象を受ける美しい作品。かなり好き(ლ˘╰╯˘).。.:*
mg

mgの感想・評価

3.2
とにかく美しい少女。
そりゃおじさんもメロメロになるさ。
大人と同じ環境にいても中身はまだ
12歳の子どもなんだよね。
最後にあっさりと母親を選ぶところは
え、嘘でしょって思ったけどよく考えればそれが自然かもなぁ。
otom

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4.3
別に児ポ目当てではないけれども再鑑賞。全体的に思いっきりアウトな作品ではある。絶望のロリ男と家族撮影で見せるブルック•シールズのなんとも言えない表情のラスト。良作。
Sawa

Sawaの感想・評価

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一人の女の子が、生まれた環境に馴染もうと、精一杯大人びた変貌を遂げようとする。
とてもきれいではあったけど、少しだけ痛々しい。
あの現実的な結末を選んで良かったと思う。普通の道を歩んで欲しい。
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