コーエン兄弟の「出世作」。
舞台は米国ノースダコタ州「ファーゴ」。
一言でいえば、「誘拐事件」をテーマに人間の恐ろしさを描いたダークサスペンス。
血の「赤」と雪の「白」が、終始不気味な雰囲気を醸し出し、ラストまで緊張感ある作品でした。
冒頭「この作品は実話である」という演出も、奇抜でまさにコーエン兄弟ならでは!
たったの98分も魅力的。
恐ろしい雰囲気の割に、内容自体はそれほど怖くはないので、ホラー苦手な方でも見れると思います。
面白い!というよりは、うまくまとまっている作品!という印象でした。
それと、ジョエルコーエンの奥さんフランシスマクドーマンド演じる女性警官マージがかなりいい味出してました。(アカデミー賞主演女優賞)
もちろん大好きなスティーブブシェミも安定の「変な顔のやつ」キャラで最高でした。
怖いのにどことなく、遊びこごろがある。コーエン兄弟らしいブラックユーモアに富んだ作品。なかなか良かったです!