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愛の調べのnonokaのレビュー・感想・評価

愛の調べ(1947年製作の映画)
4.3
1839年5月10日ドレスデンのオペラハウスでのザクセン王フリードリヒ・アウグスト2世御前演奏会でクララ・ヴィークがリストのピアノ協奏曲を演奏している場面から映画は始まる。

ピアニストのクララは作曲家ロベルトシューマンと結婚し、シューマンの弟子が住み込み始める。
その子は来てすぐに弟子にならなくていいだろうってレベルでピアノを弾き始めたのだけど弟子に付きたいと。
名前は?と聞いたらヨハネスブラームス!!!!!もうこの名前を聞いた瞬間鳥肌立ちました。

音楽史とかはあまり詳しくないものでここでこう繋がってるのかあ〜という発見でした。
さらにリストとかもでてくるんだけど。


ロベルトが亡くなる前にクララに捧げた「トロイメライ」もうロマンチックすぎるし作曲家ってなんて素敵なのって思ってしまった瞬間。
実際トロイメライは小さい頃ピアノで弾いたことあったから余計にゾクゾクきた、こんな素敵な物語があってこの曲が出来上がったのかと考えると。。。

旦那が亡くなった後の公演でもクララはアンコールで絶対「トロイメライ」を弾くの。ああロマンチックがすぎてる。

ずっとクラシックに浸れる素晴らしすぎる映画。
私がオーケストラ所属してた時はリストとかシューマンはあまり弾いたことなかったけどまた絶対にオーケストラ所属したいと思ったし、ピアノもたまに弾きたくなるからキーボード買ったけど弾いてる感じももちろん音も全然違うからそろそろピアノを弾きたい。。。

全ての音楽の原点であるクラシック、それを作り出した作曲家たちにも拍手だしそれが今に生きている人の心に残っているっていうことも拍手だし。
今の音楽ももちろん好きだけどクラシックにはやはりかなわないなあ。
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