初めて見たドキュメンタリー映画。おもしろい。
アメリカにおける銃規制問題に関する映画。ではあるが、物語は思わぬ方向へと進んでいく。ただ銃規制について描かれるだけでは、われわれ日本人にとっては対岸の火事。しかし、今作のテーマは非常に普遍性の高いものであることがわかる。
恐怖が恐怖を呼ぶ負の連鎖の構造。メディアや政治家によって形成される現実とは掛け離れた世論。それに絡む利権構造と人種問題。これらは決して日本人にとっても無縁のものではない。
ただこうした重たい問題を扱った映画で不謹慎な表現かもしれないが、この映画めちゃめちゃ"おもしろい"。合間合間に挟まれる強烈な皮肉や、驚きの真実。カナダの銃事情、治安事情は見た人誰もが驚くだろう。
ドキュメンタリー映画。今後もいろいろ見てみたい。