やっぱり見応えあるマイケルムーアのドキュメンタリー。
日本に住む私にとっては銃社会ってとっても縁遠い話だけど、つい先日もフロリダの高校で銃乱射事件のニュースを見たばかり。タイムリーだったのもあり、すごく考えさせられた。
アメリカには不安を煽って銃を売ることでビジネスが成り立っていて、
"自分は自分で守る!" と購入するアメリカ一般市民の"自立した考え"は、時にとても極端だったりする。
銃を売ることで富を得てる人間は、
そのツールである銃で何が起ころうとも、富を得る術を手放すことはないだろう…そんな冷静な見方の上でストーリーは展開していくけど、ラストのKマートの対応には涙が出た。あれはアメリカの、良いところ。(実際 銃弾の売上は大したことなかったんだろうなという推測は置いといて)
ほんの少しだけでもいい、実際に被害を受け行動した2人の高校生の気持ちが救われていたならいいな。小さな行動が大きな実になることを体感出来たはず。マイケルムーア監督、やったね。
それと印象深かったのはマリリンマンソンのインタビュー。あんな怖い外見なのに(笑)言ってることは1番まとも。素晴らしい考え方を持つ人だった。知らなくてごめんちゃい。
被害者の2人の高校生が行動で大きな結果を得たように、この映画がアメリカの考え方、根本的なとこを少しでも揺さぶるもののひとつになりますように。
私は銃は買わない派です。