なっさん

ボウリング・フォー・コロンバインのなっさんのレビュー・感想・評価

3.5
ドキュメンタリー映画の巨匠にしてドMの男、マイケル・ムーア監督の出世作。

アメリカでは年間1万人以上が銃によって死亡している。らしい。銃がスーパーマーケットで手に入り、一家に一丁が当然のような時代。ムーア監督の疑問は「何故アメリカ政府は銃を規制しないのか?何故アメリカ人には銃が必要なのか?」

1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件。45分間で12名の生徒と1名の教師が射殺された。犯人は高校生2人で、乱射事件の直前に2人はボーリングをしていた。らしい。
この事件で悪いのは誰か。銃を取り締まらなかったアメリカ政府か?米ライフル協会の銃社会支援か?はたまた銃を売ったスーパーの店員か?事件後、自殺した犯人か?

これはドM皇帝ムーア監督が自らの足で、事件や銃社会に関わる人々にマイクを向け、無理やり「考えさせる」お節介すぎる映画。

月並みの感想を言えば、日本に生まれて良かったとしみじみ思う。それだけ。
なっさん

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