このレビューはネタバレを含みます
すごい感動でした。ボロ泣き。めっちゃいい話。
まずは、さすがの大泉洋。生徒想いでまっすぐな先生。伝え方は上手じゃないけど、当時を思い返すと自分らのことを想ってやってくれてたんだなってわかるみたいな感じ。
描くことにまっすぐで、押し付けていると捉えられることもあったが、死の間際まで時間を惜しんで描き続けて、生徒の個展にも顔を出す。すごくいい人。
その中でも二人展を持ちかけられてた林明子は特に気にかけられてたし、先生としてもずっと描き続けて欲しかったから、わざわざ家まで時間かけて来てくれたし、大学の時も、東京に行っても、連絡してくれてたんだと思う。
自分も小さい頃絵画教室に通っていて、通うのをやめてから全然描かなくなったこともあって、割と重なるところも多くて泣けた。
大学とか入って新しいコミュニティができるとそっちに染まっていっちゃうんだよね、ほんとわかる。
「教室でなら描けるのに」誰か見てくれる人がいる、一緒に描いてる仲間がいるっていうだけで安心感がある。しかも先生も流石でめっちゃ石膏の模写上手いんだよな。最後描いてた油絵も圧巻。
画家≠漫画家じゃなくて、共通点として描くことが楽しくできてたらそれがいいよね。
原作者自身の半生を描いているからこそのリアリティ。そして演者たちの演技力。
全てがマッチしていい作品だったと思う。
永野芽郁の目のアップで光がなくなるシーンが印象的。
モチーフの魚の骨みたいなやつがスピッツのアルバムジャケットにいてびっくりした。
あと、東村先生がadidasのジャージ着てるのはそういうこと??
にしても大泉洋とスーパーカブはやっぱ似合いすぎてる。