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ザ・レイジ
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ザ・レイジの作品紹介

ザ・レイジのあらすじ

謎の組織によって妻と娘を殺されたバイ・アン。彼は事件の真相を暴くと同時に家族の仇を討つことを決意し、パリビナ共和国に乗り込む。独自の調査で麻薬を横流ししている巨大企業にたどり着き、深層を探ると、更なる邪悪な陰謀が浮かび上がる。狂気の麻薬王、腐敗した軍警察、そして大企業のオーナーの一人娘を巡る予期せぬ試練…。果たしてアン・バイは生きてこの国を脱出し、隠された真実を暴くことができるのか?復讐に燃える戦が今、燃え上がろうとしている!

ザ・レイジの監督

シユ・チェン

原題
惊天大营救/Striking Rescue
公式サイト
https://therage-movie.com/
製作年
2024年
製作国・地域
中国
上映時間
111分
ジャンル
アクション
配給会社
ファインフィルムズ

『ザ・レイジ』に投稿された感想・評価

kuu
3.7
『ザ・レイジ』
原題または英題 惊天大营救 / Striking Rescue
製作年 2024年 製作国 中国

アクション俳優トニー・ジャーが主演を務めるリベンジアクション。家族を奪われた男が巨大な陰謀に立ち向かう姿を、ムエタイをベースにした迫力の肉弾戦とスピード感あふれるハードなアクション満載で描き出す。

トニー・ジャーが主演を務めた『ザ・レイジ』は、往年のアクション映画が持つ剥き出しのエネルギーを現代に蘇らせたストレートな復讐劇でした。
プロットの既視感やドラマの拙さは少々否めない部分もあるけど、ムエタイ特有の強烈なスタントは熱狂出来ました。
この点で今作品は好みが二分されるとは思います。

キャスト陣において、主人公を演じるトニー・ジャーの圧倒的ないわゆる肉体言語が、今作の推進力であることは間違いない。
寡黙な演技はセリフ回しの硬さを感じさせるものの、言葉を排した肉体のぶつかり合いにおいては、その木訥さがかえって悲劇の重みを引き立てはいます。
フィリップ・キョンとか中華圏の実業家やセキュリティ役のキャストが脇を固めることで、東南アジアの泥臭いアクションと、配信映画的なスマートなビジュアルが独特のコントラストを生み出しています。

背景を現代のコンテンツ消費のフィルターを通して考察すると、興味深いとこも見えてきます。
かつてスクリーンでしか味わえなかった、奇跡の身体能力がショート動画でファストに消費される時代において、今作はあえて古風なワンオペによる敵陣突破の美学を貫く。
どっかで見たよな物語という面は、裏を返せば、アルゴリズムに最適化されたエンタメに慣れすぎている証拠かもしれない。
洗練されたVFXとは一線を画す、生身の人間が物理的にクラッシュする質感は、デジタル化された現代の視覚体験に対する一種のカウンターとして機能していると感じました。

今作をさらに角度を変え観ると、ここには喪失のアップデートというテーマが浮かび上がる。
最愛の家族を奪われた男が、宿敵の娘を守る展開は、単なるプロットの都合を超えて、人間が精神の空白をどう埋めるかという実存的な問いを孕む。
復讐は本質的に自己破壊のループにすぎない。
しかし、男が少女のために再び拳を握る時、そのベクトルは死者への執着から生者への連帯へと微かにシフトし、すべてを失った空虚な人間が、他者へのコミットメントを通じて自身の存在論的な輪郭を取り戻していく泥臭い再生のプロセスが、ここには描かれている。
確かに、粗削りな編集やリアリティの欠如といった減点対象は枚挙にいとまがない。
しかし、映画の快楽とは時に、そうした理屈を置き去りにする瞬間の熱量に宿るのもしばしばある。
ノスタルジーに浸るだけでなく、今の時代にこの熱量をデリバリーすることの意味を、全肯定はせずとも静かに認めたいと思わせる、歪んだの一作でした。


謎の組織によって妻と娘を殺されたバイ・アンは、真相を突き止めると同時に復讐を果たすため、パリビナ共和国へと乗り込む。独自に調査を進める中で、麻薬を裏で操る巨大企業の存在にたどり着くが、その背後には軍や警察をも巻き込んだ巨大な陰謀が渦巻いていた。狂気の麻薬王、腐敗した軍警察、そして大企業のオーナーのひとり娘を巡る予期せぬ試練など、状況は複雑に絡み合い、バイ・アンは翻弄されながらも、次々と迫り来る敵との戦いを繰り広げる。

監督はチョン・スーイー。共演に「イップ・マン外伝 マスターZ」のシン・ユー、「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件」のフィリップ・キョン、「オーヴァーヒート 最後の制裁」のイーソン・ハンら。
トニージャーの最新作。
いよいよこの人もドニーイェンとかジェイソンステイサムとかその領域に足を踏み入れてる気がする。

普通に話も面白かった。
ゴリゴリのアクションがメインだけど、登場人物が魅力的で、話の真相も1つ2つと奥行きが作られていてドニージャーがただ暴れるだけではない作りになっている。

いきなりトニージャーが家族を車の事故か何かで失って咆哮しながら悲しみに暮れるシーンがあって、どうやらその復讐に燃えているぞ、という刷り込み。

だけど、相手が誰で、なんで家族が犠牲になったのか、なんならその場にトニージャーもいたのにどうしてそんなことになったのか、、、なんだかわからぬまま。

その怒れるトニージャーがそのままとにかく黒幕と思われるお金持ちの大企業の社長にカチコミかけにいく、、、かと思いきや。

この社長の娘とその護衛の男がキーパーソン。
最近のジャッキーチェンとか、ドニーイェン、ジェイソンステイサムの作品とかでもちょいちょいいる彼らの脇で良い働きをする良いキャラクター。

今回もこの社長の娘がなぜか“自分の父親を殺そうとしているトニージャーと手を組む”とか言い出すし、その護衛の男も良い奴なのか黒幕側なのかなかなかどっちに転ぶかわからない雰囲気。

この2人がトニージャーのアクション一辺倒にならないようにストーリーに厚みを作っている。

一方で、黒幕側も一筋縄ではいかない人間関係があって、ただ社長が裏で糸引いてました、ではないところが良い。

とはいえ、複雑なわけではなく、出てきたら割と“それっぽい”雰囲気だからわかりやすい。

サングラスかけて高笑いしながら“ダブルピッケル”の色っぽいねえちゃんとか、もうそのまんまの見た目とポジション、とてもわかりやすいし、トニージャーとの格闘は見応え満点。

トニージャーも50歳ぐらいかな。全く衰えを感じさせない。
格闘も、バイクも。他のアクションスターと同じように画の見せ方、自分の映し方をわきまえていて、悲願の復讐に囚われている男に哀愁も漂わす。

彼のタフさとしなやかさ、そして、しっかり反撃にも遭ってどんどん消耗していきながら、周りを守りながら、守られながらの攻防がとても面白かった。

社長の娘との絆、それがやがて自分の娘の面影と被っていって、、、と彼の心情を推し量ると、ゴリゴリアクション映画なのに、泣けてくる。

悲願の復讐に囚われ怒れる男の猪突猛進、無双モードもありつつ、人間ドラマの中で再び彼がケリを付けて前を向いていくような強き魂と優しさも感じるアクション映画。

ところで、この主人公トニージャーがなんでこんなにクソ強い設定なのか、説明があったようななかったような、、、まぁ、トニージャーがクソ強いことに説明は不要、か。

ジェイソンステイサム、ジャッキー、ドニーイェン以来の久しぶりにゴリゴリのアクション映画観た気がする。良かった。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
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F:2998
M:361
家族を殺された男の復讐劇。複雑になり過ぎないストーリーラインに圧巻の肉弾戦。スローモーション演出はまだしも、リプレイ演出も多少あるので…古臭いフィルム感は否めませんが、それを補って余りある超絶アクション!がスクリーンに炸裂します。特にカメラワークが素晴らしく、高低差や幅を付けたアングルや細かいカット割り、時にはカメラ長回しの緊張感あふれるカットなど…満喫出来ました。「いや、どう見ても致命傷だろ…」なダメージを受けても、トニー・ジャーなら立ち上がりますw。もうおなか一杯ですw。

あとイカれた女刺客・メヤ(ワン・チェンシン)が強烈。登場シーンが少ないですが、インパクトだけなら主役を喰う存在感でしたね。スタイル…細っ!笑顔…怖っw!

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