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暴力脱獄のbolのレビュー・感想・評価

暴力脱獄(1967年製作の映画)
3.7
2022年初のレビューです!
今年もよろしくお願いします🌅

本当に邦題で損してる。素晴らしかった!
ポール・ニューマン推しという贔屓目を取っ払っても良作です。

囚人達の友情ってなんでこんなに素敵なんだろうな...ジョージ・ケネディ演じるドラグラインが男らしくて好きだった!

ルークの、看守に抵抗するように脱獄を繰り返す反骨精神と半分人生を諦めているような楽観さがあり、最後まで掴めないキャラクター性が魅力的でした。
ポール・ニューマンから溢れ出る爽やかさで、ただのヘラヘラ笑いでもなんか惹かれてしまうし、泥だらけで汗臭そうな不快感が吹っ飛んでいきます笑(贔屓目でしかない)

母の訃報を聞き、1人ギターを弾くルーク。
弾き終わった後の涙。
彼が唯一感情を露わにするシーンなのでよりぐっときます。

観賞後、考察を観ているとキリスト教を暗喩しているシーンが沢山あるんですね!
(全然気づかなかった笑)
ルーク本人からはキリスト教を否定するような台詞がある中、囚人達からは支持され、英雄化してるのが面白かったな。
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