ぴろもーど

ロスト・アイズのぴろもーどのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・アイズ(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤に病気で失明した姉が自殺。しかしそれには何者かが関連している模様。主人公も姉と同じ病気にかかりだんだんと視界を失っていく。姉の自殺の謎を究明しようとするが、何者かに狙われることに。

見終わったあとの感想としては、レビューのとおり、途中で犯人がわかってしまうものの、その先の展開が気になってしまう作品だったなと。ホラー風ではあるけれど、サスペンス要素が大きいため、迫りくる恐怖にハラハラしながらも最後どうなるのかと。

目が見えないということで、日常にも支障が出るうえ、唯一の何者かへの繋がりとなる証人や夫までも失う絶望は、とてつもないものだと思う。術後にみた夢も印象に残った。術後の不安や身近な人々を一気に失った悲しみ、そういった感情がそのまま形になった悪夢。上手く表現されているなと。

主人公から相手の顔色が読み取れないという不安感をこれまた上手くカメラワークでも表現している。失明したあとと、術後に視力が戻ったあとのカメラワークの差もいい。

とりあえず…
暗闇って怖い。異常って怖い。犯人影薄い。そして切ない。

"君の瞳の中に宇宙がみえる"