すごく好きな一本だった。血縁関係と婚姻届だけが家族じゃないということは私がずっと信じ続けたいことで(それがとても難しいとしても)、この映画は私がシングルでい続けた未来はこうだといいなと思わせてくれるようなものだった。婚姻関係の有無に限らず大人が右往左往しながらも小さな小さな子供を育てていくことは、なんて美しいことだろうか。

アレックスが未熟すぎて周りの女性を振り回すなか、その女性たちが強く生きてるのがよかった、家族の形が難しい。父親が恋愛することでその相手が子どもからしたら母親になることの難しさ。選ばれなかった人は子どもが懐いていても母親にはなれないし、母親になった人は自分が母親に相応しくないと感じてしまうところも難しかった。