Saku

最後の忠臣蔵のSakuのレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
4.0
孫左衛門と可音のお互いの強い信頼がありながらも、交錯する2人の想いが胸を焦がれてしまう。
それぞれ形の異なった愛を提示し合う
2人、それは使命なるもの と 長い年月を経て築かれた恋心だったのか。

結局、役所広司演じる孫左衛門がどんな境地で最後のシーンを迎えたのか気になる内容であった。

将軍の言付けをただ守ろうとしたのか?
可音に対する色恋な気持ちは持たなかったのか?
そういう意味でも彼を1番苦しめていたのは、根源的には、16年前の決戦の折に自分だけがそれを逃れた罪の意識なのであろうか。
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