トノモトショウ

最後の忠臣蔵のトノモトショウのレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
3.0
死を以って義を尽くす武士道精神が生理的に苦手なので、題材となった「忠臣蔵」のエピソードに対して感情移入はできなかった。役所広司の表情の中に生きること・死ぬこと・愛することの全てが詰まっていて、その鬼気迫る演技には感銘を受けた。挿入される人形浄瑠璃は意味深ではあるが本質的にはミスリード。桜庭ななみの可憐さがこの映画最大の華である。