恋愛ものが苦手で、昔から気にはなっていたけども、中々手が延びなかったラブレター。
こんなにも良い作品だったとは…
いや、逆に今観たからさらに新鮮に感じたのもあると思う。
25年も前の作品なのに映像美が素晴らしい。
それとともに当たり前なのだが、出ているキャストが若い。
中山美穂、豊川悦司、田口トモロヲをはじめ、酒井美紀、柏原崇、鈴木蘭々と皆若い。
中山美穂の1人2役演じる、渡辺博子と藤井樹の手紙のやりとりから進む藤井樹(柏原崇)の過去の人間像。
伏線回収、そして、斬新でオシャレなラストシーン。
本当に素晴らしかった。
インターネットやSNSが普及している、今の時代だからこそ響く色々なモノがあった。
君のすい臓をたべたいのラストも良かったけども、このラブレターのラストは本当に良かった。
岩井俊二監督って、独特の静な流れがあると思うのだけども、初の長編作品であるこの作品からそれが出ていたと思う。
図書カードかー、いいなー。