Love Letterの作品情報・感想・評価・動画配信

Love Letter1995年製作の映画)

上映日:1995年03月25日

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「Love Letter」に投稿された感想・評価

高音

高音の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

備忘録
亡き恋人に手紙を送ったら同姓同名の人に届いたところから始まる文通の物語。
綺麗なものを綺麗に撮るのがうまい監督だ、、、。
 主人公どちらの物語にも身近な死からの立ち直りがあって、とても真っ直ぐな話なんだけど、キャラクターのコミカルさやアクの強さで重くならず軽やかに観れた。過去パートに出る同級生の女の子ヤバかったな。
 恋愛映画とか落ち着いた映画も純粋に楽しめるようになった気がする。
言ってしまえば中山美穂が一人で文通してるだけの話ではあるけれど、片方の抱えてる喪失が、もう片方へ喪失の原因となった男へのラブレターによって伝達される様は、なんとも形容しがたいむず痒さを感じる。

一方は手紙を通して自分の過去の思い出を掘り起こし向き合うことになり、もう一方は男の自分への愛情を確かめたいがための手紙が、結果として、もう一方が忘れてた男への感情を呼び起こさせる方へ向かっていく構図には、実は中々に残酷で切ないと思う。

喪失との対峙ではあるけど空気が重すぎないのは、時折出現する変な人やクセ強のユーモアが原因だろう。
噛み合わない爺ちゃんとお母さん。

トレンディ風味マシマシの演技はカロリー高めだが、人や景色を徹底してあざといくらいに美しく切り取った映像には引き込まれる。
僕の精神がこの映画に入り込める状態じゃなかったせいか、なんか冷めてしまったのだけれど、いつもならガン泣きしてたと思う。
OZ

OZの感想・評価

4.5
人も景色も過去も全て儚い
博子の樹への感情と樹の樹への感情は違うものだけど、観終わると何となく二人分まとめて失恋したような気持ちになる。。^^
97

97の感想・評価

4.0
設定と映像が素敵だし岩井俊二の撮る人物って魅力的に見える
国道になってしまった住所、自転車のライトで答え合わせ、図書カード、絵の上手な藤井くん、、、
公開初日に映画館に行った作品。本作が公開される前に角川文庫から岩井俊二による漫画『ラブレター』を読んで期待感MAXでした。
肝心の本作は落胆して帰宅した記憶が鮮明。あれから久しぶりに見返した。
最初から3回忌のシーン。鈴木慶一扮する叔父さんや恋人のお母さん役の加賀まりこがいい。
この作品で岩井俊二が一貫して描いている人生の儀式、の原点をみた。
3回忌、クラス替え、引っ越し、お通夜‥これらのシーンのさりげない描き方が大好きだ。ただ今作はフジテレビの力が強いのか、岩井俊二が乗り切れなかったのか、役者陣に過剰(どの作品も過剰ではあるがw)すぎる演技が気になって仕方なかった。叔父さん役の光石研もそのまんまでよかったし塩見三省もやや過剰。
その最もたるものが豊川悦司だ。彼の関西弁が気になって仕方ない。
岩井俊二の長編はイマイチだな、と思ったが後にスワロウテイルや花とアリスなどの長編でいいものを撮っているのでラブレターの題材自体が2時間はきつかったのだろう
「拝啓藤井樹様。お元気ですか?私は元気です」――。
かつて恋人を山で失くし、失意の中に生きてきた神戸在住の女性、渡辺博子。
彼の三回忌の法要に参列した彼女は、偶然目にした卒業アルバムで彼の当時の住所を知る。
懐かしさから、博子は何げなくペンを手に取ると、彼に届くはずのない手紙を書くのだった。
ポストに投函されたそれは、誰にも読まれることなく送り返されるはずだった。
だが、手紙は何故か、北海道の小樽に住む彼と同姓同名の女性、藤井樹の元へと届けられる。
「拝啓渡辺博子様。私は元気です。でもちょっと風邪気味です」――。
ちょっとした悪戯心から樹はそう彼女に返信を書く。
そうして何気なく始まった、見知らぬ者同士の文通。
何度もやり取りされる中で、次第にそれは今はなき天国の彼の思い出を鮮やかに蘇らせるのだった。
時を超えた二人の思い出はやがて、都会の片隅に小さな奇跡をもたらすことに……。

映像作家、岩井俊二監督の長編映画デビュー作となる本作、今更ながら今回鑑賞してみました。
結論を言います。素晴らしい作品でした。
今まで観ていなかったことを激しく後悔。
もう全編に渡って横溢する、このキラキラと光り輝くような豊かな抒情性に完全にやられました。
白を基調とした美しい映像に一部の隙も無い完璧な構図、そして気品あふれるクラシカルな音楽ともはや魔法のような美しさにいつまでもずっと浸っていたいと思わずにはいられません。

最初はあり得ないストーリー展開に戸惑わせつつも、真相が明らかになれば誰しも納得できるというこの考え抜かれた脚本も見事としか言いようがない。
神戸と小樽で暮らすそっくりな風貌を持つ二人の女性、同姓同名のクラスメイト、肺炎で亡くなった父、本当は嫌いだった松田聖子の歌、暗い夜の駐輪場で自転車の淡い光に照らされた二人、誰も借りたことのないマイナーな本の貸出票に書かれた幾つもの彼女の名前、そして最後に彼が借りた『失われた時を求めて』に隠されていた秘密……。
散りばめられた細かなエピソードの一つ一つに至るまで監督の才気が漲っていて、その完成度の高さには言葉を失ってしまいます。

ただ一つ惜しいのは、豊川悦司の関西弁がいまいち嵌まっていなかったことぐらい。
それ以外は、この洗練された美しさに今さらながら脱帽。
若き岩井俊二の豊かな才能が完全に開花した、聞きしに勝る傑作でありました。
taaaka

taaakaの感想・評価

3.9
今更初めて見た。観た後にじわーっと感じる、いい小説の読後感みたいな感覚が最高。
中山美穂も最高だけど、酒井美紀がめちゃくちゃ可愛くて最高。
学校の校舎を見るだけでノスタルジックになる年齢になってきたせいか、学校シーンの美しさと儚さが個人的に堪らなかった。

カット割とか音の調整が変な部分も所々あるけど初期岩井俊二作品ということでそれも味。
もりー

もりーの感想・評価

4.1
中山美穂さんの声が心地良すぎて。

家族や友達、自分の親しい人の事って知ってるのは一緒に過ごした時の事だけで、出会う前の事、一緒にいない時の事は知らない。
その人の事が好きな分だけ、知りたいし自分の事も話したくなるんだと思う。

リアルタイムで観てたら確実に中山美穂を好きになってた。
豊川悦治、気づいたけどすぐにわからんかった。
鑑賞記録&感想
【フォロワーさん☘️の素敵なレビューからの久々の再視聴】
☆監督・脚本:岩井俊二
★1996年度 第19回 日本アカデミー賞 受賞。
🎗優秀作品賞

拝啓、藤井 樹様。
  あなたは誰ですか。

その恋は、届くはずのない
  一通の「ラブレター」から始まった。

〜あらすじ〜
2年前に婚約者を山の事故(遭難)で亡くした渡辺博子(中山美穂)は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出す。すると、来るはずのない返事が返って来る。それをきっかけにして、博子は彼と同姓同名で中学時代に彼と同級生だった女性と知り合うことに…。

あ〜なんていい映画なんだろう。
20数年前に初めて観たときは、頭の思考回路がごちゃごちゃになってしまったのを覚えている…( ̄▽ ̄;)
いまから約27年前の作品なのに、いま観てもまったくと言っていいほどすべてが色褪せていないのには驚きです。
すごく繊細で切ない不思議なラブストーリー・雪の北海道・小樽の幻想的な映像と音楽の美しさ・岩井俊二監督の脚本の素晴らしさにまた魅了させられてしまいました。

現在も充分に綺麗だが、公開当時はまだ25歳位だったミポリン(中山美穂さんの愛称)がほんと綺麗で美しい。
そして、渡辺博子と女性の藤井 樹の一人二役も、2人の女性の性格の違いを上手に表現していたと思います。

豊川悦司さんの関西弁は当時、話題になった。悪くはないけど、イメージ的にう〜ん…🙄💭

中学時代にクラスメイトだった漢字もまったく一緒な女性の藤井 樹を演じた酒井美紀さんと、男性の藤井 樹を演じた柏原 崇さんの瑞々しくてピュアな演技がとても光っていた。キュン死♡注意⁉︎笑
大ヒットを記録した懐かしすぎる1996年放送のフジテレビ系ドラマ「白線流し」でもふたりは共演していましたよね!✨
主題歌はスピッツで空も飛べるはず♪

ネタバレになってしまうので書かないですが、ラストシーン、ほんと〜に良かった〜‼︎😭😭😭

「お元気ですか〜!?」

    「私は元気で〜す!」

【やっぱり照れくさくて、この手紙は出せません。】
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