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おばあちゃんの秘密の作品紹介

おばあちゃんの秘密のあらすじ

亡くなった祖母・時子の遺言で、東京から新潟県胎内市にやってきた莉莉。 夫亡き後、長く一人暮らしだった時子の家の中で見つけたのは、祖母が夫以外 の男性と交わした 131 通の手紙だった。両親の不仲で傷ついていた莉莉は、大好きだった祖母の秘密に戸惑いながらも、その足跡と思い出を辿り始める。 やがて胎内市の街の記憶、そして祖母の本当の秘密が、莉莉の心をゆっくりと溶かしていく。

おばあちゃんの秘密の監督

今関あきよし

原題
製作年
2026年
製作国・地域
日本
上映時間
100分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ムービー・アクト・プロジェクト

『おばあちゃんの秘密』に投稿された感想・評価

YAJ
3.3
【想い出の新潟】

 脚本家の小林弘利さんが登壇するというので、その回を狙って観に行ってみた@K’s cinema。
 前日に観た『トイ・ストーリー5』と同様? アナログ回帰というか、古き良き文通文化に思いを馳せる良い作品だった。

 主人公莉莉が、亡くなった祖母・時子の遺品整理に東京から新潟県胎内市にやってくる。
 おばあちゃん役の竹下景子さん。久しぶりに見たけどきれいにお年を召してらしたなあ。施設に入ってからも、背筋の伸びた立ち姿で窓外の風景を眺める姿などは、とてもまもなく死を迎える人とは思えないカクシャクぶりだった。そりゃまだ72歳だもんね。

 今関監督作品も、昨年の『しまねこ』、その前はロシアでロケした『LEICA』(木下順介さんつながりでたまたま鑑賞していた)と、いくつか観てる。本作が一番普通の、というか王道の良い話でした。
 脚本の小林さんと今関さんは中学からの同級生ということで、息の合った終演後のトークがなによりの見どころ聴きどころで、とても楽しかったし、為にもなった。
 脚本家が流れのままに記したセリフが、映像やら演出が加わって、脚本家本人が「いいセリフだった」と映像を見て思えることもあるのかと、感心しきり。
 あるいは、上記のとおり、孫が東京から祖母の家にやってくる、というシチュエーションを分からないで観たが(事前に情報を入れてなかった)、家の前に立ち、すぐに近づかなかったり(ん? 他人の家?と見てると思う)、でも鍵を持ってて入る(ああ、実家かなにか?)、勝手知ったる様子で部屋に入るという演出が、おそらく脚本のト書きを映像にしたらこうなる、役者に演技をつけたらこうなる、というのが垣間見えるようで面白かった。
 「オレが支えるよ」という浩太のセリフを、今関監督がうまく演出して、「いいセリフと思ったよ」と小林さんが言うのもなんだかよかったなあ。ふたりの息の合ったチームワークというところか。
P.S. 竹下景子のおばあちゃんのセリフ(モノローグ)、「人生の夕暮れが近づいてくる」は、私も観てて、「あ、アリスの歌?!」と思った。同じあの頃を過ごしたんだな、という気がした(笑)

 新潟の胎内市も懐かしい。3年近く仕事で新潟に暮らした身としては、遠くに見える山並みがあの頃とまったく変わってなくて驚くくらいだった。冬になれば、遠くに見える胎内スキー場に、社有車のトランクに積んだままのボードを載せて、仕事の後のナイター営業に滑りに行ったものだ(市内から一番至近のスキー場だった)。胎内川もいまだに綺麗だなあ。カヌーで川下りするには水量が少なく、ツーリングは結局しなかった。新潟は、海に川に山に、アウトドアスポーツの想い出が盛りだくさんだ。

 「手紙」というキーアイテム。 なんでもメール、SNSで瞬時に済ませてしまう昨今において、なんと情緒があり、ドラマ性があるのかと改めて、アナログの良さ、人の思いのこもった行為の尊さを思わされた。原案は今関監督のようだけど、それを脚本にしてドラマ性を持たせた小林さんの手腕にも改めて感服。シナリオはあっという間に書けるけど、手紙は1日1通が精いっぱいだった、という苦労話も聞けて良かったです。

 おふたりの素晴らしいタッグに、改めて拍手!!
竹下景子さんと江藤潤さんの交わらない共演もかなりエモいが、他の配役も見事にハマっていて、私はすんなりと物語に感情移入していかれた。
やはり映画はキャスティングが命!

完璧主義で潔癖な主人公。
子どもの頃から大好きだったおばあちゃんから託された秘密だけど、それを知ってしまったらおばあちゃんのことを嫌いになっちゃうかもしれないと不安に駆られる。
しかし物事のさわりだけ受け取って判断してしまうのは危険だ。
あんたは自分が傷つきたくないだけだと親友に指摘され、その秘密を紐解いていくことになる。

莉莉とくるみの口喧嘩のシーンはなかなかのテンションでよかった。
浩太とのシーンも微笑ましくてよかったが、簡単に結ばれてしまったのが意外だった。

誰にも秘密のひとつやふたつはあるもの。
かく云う私も、「実はあなたには生まれて来なかったお姉ちゃんがいたのよ」と、つい先日高齢の母から聞かされて驚愕したばかり。
母はずっと秘密にしているつもりだったらしいけれど、なぜか突然ポロッと打ち明けてきた。
私も若くて多感な時期に聞いたらそこそこ動揺したのだろうけど、ずいぶん歳を取ったので大した動揺はしないまでも、もし姉が無事に生まれていたら、両親は子どもは一人で十分と思っていただろうし、仮に二人目があったとしても私という人間にはならなかったであろうなどと感慨深く思った次第。
祖母の文通の相手とは?
孫に伝えたかったこととは?

新潟県胎内市の街並みと四季の風景、主人公の成長を追った素敵な物語でした✨

竹下景子さん、とてもお綺麗でした😍

主人公の親友・くるみ役の長谷川玲奈さんが気になったので調べたら、声優さんなのね!

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