エンペドクレス

花ちりぬのエンペドクレスのレビュー・感想・評価

花ちりぬ(1938年製作の映画)
4.8
90分に満たない時間でありながら、キャラクターの個性と撮り方の緻密さで充分満足してしまう。
一度も客は見せず、仲のいい女性同士の間柄については多くは語らず、引きでとても幸せそうな花火でじゃれ合う姿が美しい。手紙の内容はふざけて言う以外に使わないから説明台詞がない。手紙の内容は読み手の体の動きのリアクションに委ねている。
演出が巧みでお話としても大きくせずあくまで宙吊り状態が続く。素晴らしい!!
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