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ミュリエルのふのレビュー・感想・評価

ミュリエル(1963年製作の映画)
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時に交わり、離れる4人の人物の日常が断片的に続く。4人はそれぞれ細切れに過去を語る。
マンションの部屋で諍いを続けるシーンに、時々外側から見たマンションの画像が差し込まれ、視点をぐっと俯瞰に戻す。
誰もが自分を理解してもらうことを望むけど、他者の全ては知り得ないし、人はいつまでも孤独。みな時々自分を見失い人生を複雑にする、と劇の中では歌われる。人を知ることは世界を知ることだ、と語る言葉が救いになる。
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